MENSAの思考

中途半端な根拠だから話が伝わらない

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

「言いたいことがなかなか伝わらない」

あるいは、

「社員の言葉の意図がわからない」

 

そんなふうに思ったことはありませんか?

 

僕自身も話が長くなってしまったり、

何度も言い換えることになってしまう

ことがあります。

 

「短時間で一発で伝わったらなー」

とか思うことがよくあるんですよね。

 

そんなときに、先日読んでいた本が

この解決策のヒントをくれたので

シェアしたいと思います。

 

まずは抜粋しながらまとめます。

 

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・1分で誤解なく伝えるには、

結論と根拠の意味が繋がっている

必要がある

・たとえば、「雨が降っている」から

「傘を持っていこう」というのは

意味が繋がっているので伝わる

・逆に、「雨が降っている」から

「飴をなめよう(寒)」というのは

意味が繋がっていないので「なんで?」

という質問が返ってきます

―参考:『1分で話せ(著:伊藤洋一、出版:SBCreative)』

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つまり、短時間かつ一発で伝える

ために重要な要素とは何か?

 

それは、結論と根拠の

意味が繋がっていることであり、

さらにその根拠が

「結論に直結する根拠」である

ということです。

 

少し例を挙げますね。

 

たとえば、

「この会社が好きだ。

なぜなら、この会社は

成長しているから。」

と言ったとします。

 

人によっては「なるほど」と

思うかもしれません。

 

ですが、人によっては、

「なんで成長していると好きなの?」

という疑問が生まれると思います。

 

なぜなら、

「成長している」という根拠は、

さらに、

「毎年昇給してくれる」とか

「雇用が安定している」といった

さらなる根拠が導き出せる

「中途半端な根拠」だからです。

 

このように、

多くの「言葉が伝わらない人」は、

中途半端な根拠を話しているから

すぐに伝わらなかったり、

「なんで?」と聞き返されて

しまうのです。

 

この解決策は簡単です。

 

それは自分の話そうとしている

根拠に対して、結論に戻ってくるまで、

自分で「なんで?」、「それで?」と

質問するだけです。

 

以下のような感じです。

 

「会社が好きです」

「なんで?」

「会社が成長しているから」

「それで?」

「だから毎年昇給してくれるんで」

「それで?」

「だから会社が好きです」

 

こう見ると、必ずどこかの段階で

結論に戻ってくるんですよね。

 

その結論に至った直前の根拠こそが

「結論に直結する根拠」ということです。

 

もっと相手に言葉が伝わるように、

「なんで?」「それで?」の質問タイムを

とってみると良いですね。

 

話が伝わらない社員にも

質問タイムを設けるように教育すると

良いかもしれません。

 

僕自身も改善していきます^^;

 

桐生 将人

参考図書:『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』(著:伊藤 羊一)出版:SBクリエイティブ (2018/3/13)

 

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

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