マーケティング

同じコンビニが近くに何軒もある理由

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

あなたは、あるコンビニの道を挟んだ

向かいに同じコンビニがあるのを見た

ことがありませんか?

 

何なら見渡したら同じコンビニが

3つも4つも見えるなんてことも

ありませんか?

 

これは都内では結構普通によく見る

光景だと思います。

 

こういったものを見たときに、

「これじゃ自社で利益を

取り合ってしまうじゃないか」

と思うかもしれません。

 

というより、桐生もそう思っていました。

 

ですが、同じコンビニを密集させる

ことには当然ながら目的があるわけです。

そこには色んな目的があります。

 

たとえば、「認知度をあげる」という

ものがあります。

 

そこにたくさん同じコンビニが

あると、そのコンビニの認知度

があがるというものです。

 

これはわかりやすいですよね。

 

ですが、もっと重要な目的は

別にあります。

 

それは「利益の最大化のため」です。

 

「…え?同じコンビニを近くに

何個も立てたら利益を食い合って

しまうのに、なんで利益の最大化…?」

 

そう思いますよね。

 

ですが、同じコンビニを近くに

何軒も作る目的の1つは

「利益の最大化」なのです。

 

たとえば、同じコンビニが

密集しているところにおいて、

それを統合して1軒にしたら

何が起きるでしょうか?

 

たとえば、こんなことが起きます。

 

・利用客が多くなりすぎて

しょっちゅう行列が起こり、

顧客が離れていってしまう

・繁忙の時間帯に社員を確保する

ために、余計に社員を雇用して、

労務リスクやコストが増える

・社員が余剰に抱えることで

手待ち時間の給料に無駄が出る

・規模が大きくなるので、

家賃や造作コストが高くなる

・商品数が多くなるので、

陳列の仕入れコストとロスの

リスクが上がる

 

要は、

「あの規模だったらこんなこと

にはならなかったのに…」

というようなことが続出する

ということです。

 

これを回避するには、

「1軒に集約して規模を最大化する」

のではなく、

「最適規模のコンビニを複数作る」

ということになるわけです。

 

それによって、

規模、利用客数、社員数、

仕入れコスト、ロスのリスク等を

最適化して、利益の最大化を実現

しているということです。

 

この話を知ったときに

桐生はハッとしました。

 

桐生のメインビジネスは、

社労士事業ですが、今まで、

その最適規模を考えることなく

ひたすら売上を伸ばそうと

してきました。

 

その結果、最近気付いたのが、

明らかに最適規模を超えた規模

になっているということでした。

 

この規模を支えて、さらに拡大するには、

 

・社員数を増加して人件費を増やし、

・事務所を拡大して家賃を増やし、

・士業特有のリスクを増やしまくる

 

ことを受け入れないとならないわけです。

 

ただ、それをすればするほど、

実質の利益率はどんどん下がって

いくことになります。

 

まさに、コンビニを1軒集約した

場合の末路と同じような状態に

なっているわけです^^;

 

ですが、多くの中小企業は、

桐生と同じような状況かも

しれません。

 

というのも、

経営者の方と話していると

「あの規模の頃が最も割がよかった」

といった話をよく耳にするからです。

 

要は、多くの経営者が、

「売上追求こそが利益の最大化

に繋がる」と考えて走り続けて、

気付けば最適規模を通り越して

しまっているということです。

 

結果的に、実質の利益率が

どんどん下がっているのも

知らずに…。

 

ということで、もし、

今回の話を聞いて、

桐生と同じようにハッと

したのなら…

 

一度立ち止まって、

「自社の最適規模」について

考えてみることをオススメします。

 

なお、「利益よりも規模」が欲しいんだ!」

という方はそのまま突き進んでください。笑

 

ところで、、、

 

よく「1社で1億円よりも、

3社で4000万円ずつ稼ぐ方が楽」

という話を聞くことがあります。

 

ただ、こういった話は、

別事業の3社の話をしている

わけです。

 

コンビニが面白いのは、

同じ事業の最適規模を追求して

3軒で4,000万円ずつ稼ぐという

ことをしているところです。

 

桐生の場合は、法律上、

社労士法人を何個も作れないので

まったく同じやり方はできません。

 

ですが、何らかの形によって

「同じ事業の最適規模を複数作る」

ことを実践できないか検討中です。

 

また色々と実践したら、

情報共有していきますので

お楽しみに^^

 

桐生 将人

 

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

最新の情報を受け取りたい方は

メルマガ登録をぜひよろしくお願いいたします。