MENSAの思考

人脈は負債である

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

独立して成功するかどうかは、

すべて「人脈」にかかっている。

 

仕事は「人脈」がすべて。

 

あいつは「人脈」がすごいからな〜。

 

こんな言葉をよく聞きます。

 

以前に桐生自身も「人脈」についての

話をしたことがありますし、桐生は、

「人脈」が重要であるとも思っています。

 

ですが、

「人脈は長期的に見て負債でしかない」

と主張する人がいるのです。

 

その人が誰かと言うと…

 

与沢翼さんです。

 

あの”秒速1億円の男”で有名になった

「与沢翼」さんのことです。

 

先日、彼の新刊である『お金の真理』

という本を読み終わりました。

 

その中で、何点か気になる話や学びが

ありました。

 

その一つが「人脈は負債である」という

話です。

 

彼が言っていたのは以下のような話です。

 

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・今さら大衆居酒屋で人と出会うなんて

終わってる

・寄ってくる奴は大抵下心がある

・問題を持ってくるのはいつも人間

・人が集まればトラブルが起きる

・結果、ほとんどの人は自分にとって

利益になっていない

・飲み会などが増えればお金は出ていくので

長期的に見れば人脈なんて負債でしかない

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この話を聞いたときに、

確かにそうかもと思うところも

ありましたが、桐生の結論としては

「自分次第かな」と考えました。

 

もし、彼の理論でいけば、

 

・寄ってくる人間は下心全開であり、

会いに来る人や紹介される人、

不特定多数の人間と付き合うのは

無駄である

 

・よって、自分が得するための人脈を

手に入れるためには、自分が下心

全開で自分から会いに行くしかない

 

ということになります。

(負債の反対は資産なわけですから)

 

ただ、誤解のないように言いますが、

彼自身が、こんなことを言っている

わけではありません。

 

彼自身は、どちらかが得をしたり、

トラブルの種となる「人脈」という

ものに嫌気がさしたようで、

「人脈」に頼らないお金稼ぎを

するために「専業投資家」という道を

選んでいます。

 

とはいえ、多くの人は、

「専業投資家」ではないですから、

彼のように人間関係を避けることは

できません。

 

そのため、うまく「人脈」というものと

付き合っていく必要があるわけです。

 

そこで、与沢翼さんの考えをベースに

「人脈」について考えてみたいと思います。

 

彼の考えをベースにして、

自分が稼ぐために「人脈」を

活用するのなら、重要なのは、

「来るものは拒み、自分からは近寄る」

ということになります。

 

つまり、「会いたい」と言ってくる人は、

下心全開なのですから、自分にとっては

長期的に見て「負債」であるということです。

 

逆に、自分から「会いたい」と思う人は、

自分にとっては「資産」なわけです。

(自分側の下心が全開なわけです。笑)

 

だから、単純に「会いたい」と言ってくる

人とは会わずに、自分が「会いたい」と

思う人に会いに行けば、負債を掴む

可能性は激減するはずです。

 

とはいえ、以前にもお伝えしましたが、

大体の人が人脈作りに失敗する理由は、

相手にとっての人脈(資産)になれない

ことが理由です。

 

(そのままでは、自分自身が与沢翼さん

のいう長期的な負債になってしまうわけです)

 

ではどうすればいいか?

 

一つの解決策として、人と会うときに

常に以下のように考えてみるという方法

があります。

 

「どうすれば自分は、

相手の人脈(資産)になれるかな?」

 

間違っても、

「ここと提携できれば、売上爆上げだぜ〜」

なんて考えて会わないことです。

 

たとえば、自分から「会いたい」と

思って会った人がいるとします。

 

最初からその人に対して素晴らしい

価値提供ができるなら、いきなり

相手の人脈(資産)になれるかもしれません。

 

ですが、大体の人が、最初は相手に

とって負債の立場になるでしょう。

 

だからこそ、考えうる限りの価値を

提供することに集中した方が結果として

良いということです。

 

自分にとってその相手から「人脈(資産)」

だと思ってもらえたなら、メリットがある

ことはすでに見えているわけです。

 

であれば、集中すべきは自分の売上や

メリットよりも相手にとっての

「人脈(資産)」になることだけです。

 

たとえば、ビジネスでなくても、

会ってくれたときに食事をご馳走する

などでも良いと思います。

 

ただ、間違ってはならないのは、

こういった「ご馳走をする」ことに

おいても自分の主観で考えては

ならないということです。

 

たとえば、自分が良かれと思っても、

相手は食事のように長時間拘束される

ことが嫌いかもしれません。

 

あるいは、お金持ちの経営者にも、

高級店は嫌いで大衆居酒屋の方が

落ち着く方もいらっしゃいます。

 

だから、そういうところまで相手

のニーズを見定めていかないと

いけないわけです。

 

これだけ真剣に相手のことを考えないと

相手の資産になれないわけですから、

自分のメリットばかり考えているようでは

うまくいかないのが当然ですね…^^;

 

というわけで、今回は、

「人脈は負債である」という考えを

ベースに、どうすれば、「資産として

の人脈」を構築できるかを考えてみました。

 

最後に、矛盾するようになってしまう

かもしれませんが、桐生の個人的な考え

をお話しします。

 

桐生は、たくさんの人に価値貢献して、

WIN-WINの関係が築けた人が自然と

人脈になっていくと考えています。

 

自分から誰かと知り合いたいと思って

会ったりはしません(というより

そういうのは苦手です…)。

 

そもそも、自分から「人脈」を作りに

行かなくても、これだけ簡単に人と

繋がれる社会になると自分の能力を

上げれば、勝手に人間関係は増えます

からね…^^;

 

そのため、紹介者や会う人を取捨選択して、

会うと決めた人に対して全力で価値貢献を

していけばそれで丁度よいのではないか

と考えています。

 

桐生 将人

 

参考図書『お金の真理』著:与沢翼、出版:宝島社 (2020/4/23)

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