マーケティング

本当にトクするのは性善説タイプ?性悪説タイプ?

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

あなたは、

「相手にこんなに〇〇してあげたのに、

こんなことされるならやらなきゃよかった!」

と思ったことはありませんか?

 

僕は基本的には性善説なので、

最初から騙しに来たり、

いいように使ってやろうという人からの

被害を受けたことが少なからずあります^^;

 

同じような経験をしたことがある方も

そうでない方も、「そもそも性善説と

性悪説ってどっちがトクするんだろう?」

って気になったことがありませんか?

 

今回は、このテーマについて

お伝えしていこうと思います。

 

あなたは、

「囚人のジレンマ」

を知っていますか?

 

ゲーム理論を知っている人から

すると当たり前の内容かもしれませんね。

 

簡単にお伝えすると、

囚人2人が隔離された部屋に連れていかれて、

看守から同じことを言われます。

 

「お前がバラせば無罪放免、

双方が黙秘すれば証拠不十分で懲役3年、

双方がバラせばお互いに懲役7年、

お前が黙秘して相手がバラせば懲役10年、

さぁどうする?」

 

双方が得をするのは「黙秘」ですが、

自分だけの利益を考えれば常に

「バラす」方が得をします。

 

では、あなたが、

この囚人のジレンマゲームを繰り返し

行って、最も懲役年数の低い結果を

得ようと思ったとします。

 

あなたならどんな作戦をとりますか?

 

常に「黙秘」しますか?

 

逆に、常に「バラす」ようにしますか?

 

それとも、交互にしますか?

 

実はこの試行実験はすでに行われていて、

最も良い結果が出る戦略について

明確な答えが出ています。

 

その作戦とは、「しっぺ返し戦略」です。

 

どういう方法かというと、

 

・最初は必ず協力的に動く

・2回目は前回相手が裏切ったら裏切りを選択

相手が協力的に動いていたらこっちも協力を選択

 

というように動く単純なものです。

 

つまり、

常に相手のことを考えて「黙秘」するのも、

常に自分のことを考えて「バラす」のも、

両方とも最良の結果には至らないということです。

 

この結果からわかるように、

性善説だからとか性悪説だからといって、

ずっと信じるとかずっと裏切る

ということをするよりも、

「最初は性善説で接して、

次は相手の出方に応じて対応していく

というのが最良の結果をもたらす」

ということです。

 

どちらかの考えに凝り固まっていては、

トクすることはできないということですね。

 

「自分はいつも損ばかりしてるな~」

 

という方は、「しっぺ返し戦略」を

ぜひ試してみてください。

 

桐生 将人