MENSAの思考

あなたが最も相談してはならない人

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

あなたは、何か悩みを持っていたり、

新しいチャレンジをしたいと思ったとき

誰に相談しますか?

 

多くの方は、配偶者、家族、親友…

あとは「自分」なんかを挙げると思います。

 

要は、あなたのことを親身に考えて

くれていて、心から気にかけてくれて

いる人に相談するということですね。

 

ですが、もし、あなたが本気で

悩みを解決したり、新しいチャレンジを

したいのなら、最も相談してはならない

のが実は”そういう人”なのです。

 

桐生がよくする話に、

「ホメオスタシス(恒常性機能)」

という人間の根源的機能の話があります。

 

簡単に説明すると、

脳には変化を嫌う性質があり、

良い変化だろうが悪い変化だろうが、

とにかく変化しようとすると、

必死に邪魔をしてくるというものです。

 

では、なぜ脳はそんな邪魔をするのか?

 

それは、ホメオスタシスが

生存本能の一種だからです。

 

つまり、現在において、

状況はあまり良くないとしても、

「生きられている」とします。

 

だとすれば、生存本能は、

「わざわざ変化をすることで

命を危険に晒したくない」

と考えます。

 

だから、脳はあなたを守るために、

必死に変化しない理由を考えて

説得してくるというわけです。

 

では、あなたのことを親身に考えてくれる

人たちはどういう行動を取るか?

 

彼らは、心からあなたの「生存」を

願ってくれているわけです。

 

その結果、あなたの脳と同じように

あなたの変化を必死に邪魔しようと

するということです。

 

自分の外にある「ホメオスタシス」が

あなたの親、家族、親友であるというわけです。

 

認知科学者の苫米地英人博士は”こういった人”

のことを「ドリームキラー」と呼んでいます。

 

そして、博士は、「ドリームキラー」に

夢を潰されない方策として、

「そういった親しい人に夢を話さない」

ということを述べています。

 

簡単な解決策ですが、意外と盲点です。笑

 

とはいえ、誰にも相談しないで変化に

チャレンジするのも難しいものです。

 

なぜなら、あなた自身の脳もあなたの変化を

必死に邪魔してくるからです。

 

スタートから孤軍奮闘状態ってことです。

 

では、どういった人になら相談できるか?

 

候補としては、

 

・ホメオスタシスのような機能を

しっかりと知ったうえでアドバイスをくれる人

(苫米地先生はこういう人を”プロのコーチ”

と言っていました)

 

・あなたが現状から変化することにより

利益を享受できる人

(現在は利益がなくて、変化することにより

初めて利益を得られる人が好ましい)

 

といった人でしょう。

 

前者はまだしも、後者の人に相談するのは

一見理解しがたいかもしれません。

 

だって、後者の人は必死に自分の利益のために

あなたの変化を促すでしょうからね。

 

中立的な立場でのアドバイスには

ならないことが容易に想像できます。

 

ですが、もう1度思い出してみてください。

 

あなたが相談するのは、色々な意見

を聞きたいからですよね?

(というより、変化肯定派と変化否定派の

双方の意見を聞きたいのですよね?)

 

そう考えると、すでに、あなたの脳は

あなたの変化を止めようとしています。

 

つまり、全力の変化否定派の意見は

あなたの脳がすでに持っているわけです。

 

となると、必要なのは、

全力の変化肯定派の意見となります。

 

だからこそ、必死に変化のメリットを

提案してくる人の意見くらいでちょうど

良いとも言えます。

 

乱暴な論理に聞こえるかもしれませんが、

相談する人を変えると、今まで完全に盲点

だった意見を聞くことが出来たりします。

 

それは、あなたの脳があなたの変化を

止めるために見せないようにしていた

視点だったりするわけです。

 

そして、実際にそれが変化への決定打に

なる…そんなこともよくある話です。

 

今まで、親しい人にしか相談して

いなかったという方は、今日の話を

ぜひ参考にしてみてくださいね^^

 

桐生 将人