MENSAの思考

時給5,000円の画像探しの仕事

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

桐生のブログには、内容をイメージしやすいように

「アイキャッチ画像」を設定しています。

(記事の一番上に表示される画像です。)

 

このアイキャッチ画像なのですが…

 

探すのに結構時間がかかります。

 

アイキャッチ画像探しを

経験したことがある方はわかると思いますが、

経験したことがない方のために少し説明しますね。

 

まず、ブログに掲載したい画像を

自分の中でイメージします。

 

このイメージは、比較的すぐに浮かびます。

 

ですが、そのイメージした画像を

検索するには「言語化」が必要です。

 

そして、その言語化した言葉で

画像検索をするのですが、

なかなか自分のイメージした画像が

出てきません。

 

というのも、その画像を登録した

製作者も自分なりに画像を言語化

しているからです(画像にタイトルを付けるために)。

 

その製作者が言語化したタイトルと

自分の言語化した言葉が一致しないと

理想の画像に行き着けないというわけです。

 

その結果、検索してみても、

自分のイメージと違う内容のものが

出てきてしまうことも多いです。

 

さらに、桐生のブログは現在、

お金を生まないのでそこに極力コストを

掛けないようにしています。

 

そのため、無料で使える商業用の画像を

探すことになります。

 

イメージぴったりのものが見つかっても

「商業利用不可」とか「4,000円!?高い!」

みたいな感じでなかなか見つかりません。

 

ひどいときは1時間以上画像を探している

なんてこともあるわけです。

 

で、先日ふと、

「この画像探しの仕事の価値って

どれくらいなのだろうか」

と考えてみました。

 

仕事の内容としては、

時間はかかるかもしれませんが、

ネットをポチポチ検索するだけです。

 

スキルもあまりいらないし、

誰でもできそうな仕事です。

 

時給500円くらいでしょうか?

(最低賃金を割っていますが、業務委託なら

あるかもしれません)

 

それとも時給1500円くらいでしょうか?

 

少なくとも、絶対的な仕事の価値を

考えたときに時給1500円ではないかな

と思います^^;

 

で、結局、

「お金を払うまでもない仕事だ」

と考えて自分でやるわけですが、

そこで再度気付きます。

 

あれ?

この仕事を時給1500円で誰かに

やってもらわなかったことで

自分がこの仕事をしているわけだが…

そんな自分の時給はいくらだ?

 

たとえば、

桐生の月給が100万円だとして、、、

月200時間くらい働くとして、、、

 

1,000,000円÷200時間=5,000円/時。

 

おいおい…。

 

月100万円の人がこの画像探しの仕事を

していたら、時給5,000円で

していることになるじゃないか…。

 

そんなときに不思議なことに

気付くわけです。

 

あれ?さっきまで高いと思っていた

「画像探しで時給1,500円」が、

急に割安になった気がする…と。

 

というのも、時給1,500円で画像探しを

やってもらうことで、時間あたりの

限界利益が3,500円となるからです。

 

何が言いたいかというと、

多くの経営者が、給与の金額や

社員の価値についての判断指標を

誤ってしまうことが多いということです。

 

多くの経営者は、

「社員の給与が割高だ」というときに、

以下の指標で考えています。

 

・この仕事の価値はこれくらいだろう

・あの社員と比べたら、この社員の給与は

これくらいだろう

 

とまぁこんな感じです。

 

つまり、仕事の絶対価値や

社員と社員の相対価値で考えている

ということです。

 

もちろんこれが正解の場合もあります。

 

ですが、もし、あなたが桐生と

同じような小規模な会社かつ自分1人で

ほとんどの売上をあげるような経営者なら

判断指標は”そこ”ではありません。

 

もっと重要なのは、

「自分の価値と比べる」

ということです。

 

当たり前ですが、

小規模な会社で、優秀な経営者ほど、

限界費用は高くなります。

 

画像探しの例に戻ります。

 

桐生は、

「この画像探しの仕事の絶対的価値は

低いから、時給1500円の社員に

やらせるのはもったいない」

と思ったわけです。

 

ですが、そう考えた結果、

「その仕事をしない」ならいいのですが、

「自分がやる」ということになるなら

問題です。

 

なぜなら、

その仕事を経営者がやった瞬間に

「時給5,000円の画像探しの仕事」

に早変わりしてしまうからです。

 

つまり、この場合に重要なのは、

その仕事の絶対的価値や社員の

給与の相場ではありません。

 

重要なのは、自分の価値と比較

した限界利益や限界費用だという

ことです。

 

もちろん、これだけ簡単な仕事だと、

競合がたくさんいるので、もっと安い

コストで請け負ってくれるパートナーが

見つかると思います。

(なので、結果的には時給1500円も

かからないでしょう)

 

ですが、

「仕事の絶対的価値だけを考えて、

お金を算出したり、自分でやることを

選択すると、実質コストがどんどん

割高になりますよ」

って話です。

 

優秀な経営者ほど、意識して

「仕事そのものの絶対的価値」よりも、

「自分と比べた相対的価値」を考えて

みてください。

 

「時給5,000円の画像探しの仕事」

はさすがにやばいです…^^;

 

桐生 将人