士業の選び方

要注意!死ぬ確率が12倍になった話

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

ニューヨークの世界貿易センタービルに

ハイジャックされた航空機が激突し、

3,000人以上の死者が出た事件を覚えていますか?

 

当時、ニュースで何度もその映像が流れたことで、

アメリカ人の多くは、「飛行機は危険だ」という

イメージを持ち、遠距離でも車を利用する人が

激増したそうです。

 

ですが、実際のところ、

乗り物別の事故による死亡者数は、

飛行機…年間6,000人に1人

自動車…年間500人に1人

だそうです。

 

つまり、アメリカ人の多くは、

「飛行機は危険だ」というイメージだけで、

自分の死亡する確率を12倍に引き上げた

ということになります。

 

人間はイメージによって、

根拠のないものを信じてしまう

傾向があります。

 

ただ、根拠やデータを揃えれば、

簡単にこのような危険を防ぐこと

ができるということですね。

 

で、この話って経営者にとっては

絶対に心に留めておくべき話です。

 

経営者の中には、

「税理士や社労士から、

『そんなの普通ダメですよ!』

と言われたからから」

という理由で経営判断をする人が

少なからずいます。

 

むしろ、そういう経営者の方が

多数派かもしれません。

 

つまり、彼らは根拠もない

“なんとなく論”に従って経営判断を

しているということです。

 

その経営判断は、

「なんとなく飛行機怖いから止めよう」

といって、自分の死亡確率を12倍に

する選択となにも変わりません。

 

たとえば、

「なんとなくこの節税法は

怖いから止めよう」といって、

資金繰りが悪くなって倒産する

なんてことも普通にありえる

ってことです。

 

そうならないためにも、

士業に対しては、

「できない」と言われても、

「その根拠は何ですか?」と

聞くぐらいの付き合い方を

することをオススメします。

 

まぁ、そんなこと聞かなくても

すむようなパートナーを見付ける方が

ノンストレスですみますが…^^;

 

桐生 将人