こんにちは。
桐生将人(きりゅうまさと)です。
あなたは普段スーパーでどこ産の牛肉を買いますか?
貧乏性の桐生は、いつも国産を買えません。笑
で、国産を買えないとなると選択肢は
大体2つしかありません。
1つ目は、オーストラリア産。
2つ目は、アメリカ産です。
そして、多くの一般家庭では、僕と同じように
上記のどちらかを買っていると思います。
さらに言えば、
アメリカ産は狂牛病のイメージから、
避ける人が多いように思います。
(そのリスクに対して科学的根拠が
ないことは判明していますが、、、)
結果的に、多くの人はオーストラリア産を
買っていると思うのですが…どうでしょう?
まぁ、「違う」と言われたら、
ここで話が終わってしまうので、
一応この前提で進めますね。笑
なんでこんな話をしたかというと、
「情報操作が普通に行われていること」
をあなたにも知って欲しいからです。
過去にTPPの問題でアメリカと日本が
貿易の自由化を協議していました。
結果として合意に至らなかったわけですが…
その理由は、多くの人がご存知だと思います。
「日本農家が困るから」というものですね。
では、もう1つお聞きしたいのが、
TPPの協議の裏側で、オーストラリアと
日本が牛肉の関税を下げる協定を結んだ
ことはご存知ですか?
当然ながら、この協定によって、
オーストラリア産の牛肉は安くなりました。
ということは、僕と同じように
オーストラリア産の牛肉を買う家庭は、
このニュースを知っていても
おかしくないはずです。
なぜなら、自分たちの家計に直結する
ハッピーなニュースなんですから。
ですが、TPPの問題は知っているのに、
オーストラリア産の牛肉が安くなった
ニュースを知っている人はとても少ないです。
では、なぜ、「TPPが合意されると
日本の農家が困る」というような
家計に直結しない話は知っているのに、
自分たちの家計に直結するような
ハッピーなニュースを知らないのか?
それは、消費者が、オーストラリア産の
肉が安くなり、貿易自由化のメリットを
感じ始めてしまうと困ってしまう人たち
がいたからです。
その人たちとは、日本の農家であり、
さらにいえば、その農家を支持基盤と
する政党です。
マスコミが声高らかに、
「関税が引き下がったことで、
オーストラリア産の肉の値段が
下がりました!家計が楽になりますね!」
なんてことを放送してしまうと、
世論がTPPの合意に向けて
舵を切るのは当然です。
それでは困ってしまうから、
「TPPを合意したら、日本の農家が
壊滅してしまう!自給率がこれ以上
低くなったら大変!」といった偏った
報道をするしかなかったということです。
(当然、オーストラリアとの協定も
最低限しか報道されていなかったようです。)
テレビ報道や新聞も含めて、
すべての情報発信は意図があって
発信されています。
逆に言えば、変な広告や商品誘導を
付けていない個人のブログやTwitter
なんかの方が、よっぽど正しいことを
伝えているかもしれません。
重要なのは、この情報発信の意図は何か?
ということを常に意識するということですね。
僕らは賢く情報発信者の意図を見極めて、
情報の取捨選択をしていきましょう^^
桐生 将人