こんにちは。
桐生将人(きりゅうまさと)です。
早速ですが、ある面白い調査を紹介します。
(ちょっと残酷ですが…)
ジョンズ・ホプキンス大学医学部で、
ある実験が行われました。
具体的には、ラットを筒の中に入れて
溺れ死ぬまで水を入れていき、
どれだけ死ぬ前に泳ぎ続けるか
という実験をしました。
この結果、
あるラットは15分で諦めてしまい、
あるラットは60時間も泳ぎつづけた
そうです。
次に別パターンとして、実験前に、
ラットに対して捕まえては逃がす
ということを繰り返しました。
つまり、
「自分は捕まえられても
がんばれば逃げられる」
ということを経験させたのです。
その後に、もう1度実験をすると、
例外なくどのラットも60時間以上
泳ぎ続けたそうです。
これは、コロンビア大学の
ビジネススクール教授である
シーナ・アイエンガー氏の著書
「選択の科学」に書かれている
内容の一部です。
ここで、重要なのは以下の2つです。
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1.ラットには共通して、
「諦める」と「諦めない」という
選択肢があったにもかかわらず、
当初はそれぞれのラットによって
選択が違った
2.一度苦難から脱出した経験を
得た場合は、「諦めない」という
選択肢を全員が取った
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これって人間も同じですよね。
苦難に直面した時に、私たちにも
共通して、「諦める」と「諦めない」
の選択肢があります。
ですが、「諦めない」という
選択肢を選べる人は限られています。
起業で失敗したり、
家庭が崩壊したときに、
もう1度ゼロから立ち上がれる人と
そのまま沈んでしまう人
がいます。
では、
「ゼロからもう1度
立ち上がれる人の特徴」
とは何か?
それは、
「自分でがんばってゼロから
イチを作った経験がある」
ということです。
多くの起業家は、自分で独立して、
「ゼロからイチを作る経験」を
しています。
この経験をしているからこそ、
起業家は苦難に直面したとき、
「諦めない」という選択を
無意識に選択できるということです。
あなたは今、会社の売上が下がって
落ち込んでいたり、景気の先行きに
不安を感じているかもしれません。
あるいは、今後そういう時期に
直面するかもしれません。
そんなとき、あなたに
「ゼロからイチを作った経験」
があれば、必ず「諦めない」
という選択肢を選べるはずです。
逆に、二代目経営者等で、
「ゼロからイチを作った経験がない」
経営者であれば、自分が「諦める」
という選択を無意識に選択しやすい
ということを知っておいてください。
一度ゼロから立ち上がったことがある
経営者なら、きっと復活できます^^
桐生 将人
参考図書:『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 著:シーナ・アイエンガー、出版:文藝春秋 (2014/7/10)』
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