起業

起業当初に高い家賃を払った方が良い理由

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

以前に、とても面白い経歴の方と

お会いしました。

その方は、税理士なのに本業を辞めて、

自分でBARを経営しているんです。

(現在はバイアウトしたようです)

 

それだけでも面白いのですが、

桐生が興味を持ったのは

別のことです。

 

それは、1店舗目の場所について、

家賃がめちゃくちゃ高い新宿駅の

至近を選んだということです。

 

しかも、お金がもともとあった

わけではなく、数千万円の借金

をして出店したそうです。

 

繰り返しますが、彼は税理士です。

 

士業という人種は、

借金とかしたくないし、

安定志向な考えを持っている

人が大半です。

 

それなのに、なんでこんな

無茶をしてまで、

高い家賃のところで開店したのか…

 

聞いてみたところ、

彼はこう教えてくれました。

 

「だって、ちょっと外れた駅で

安い家賃でスタートしたら、

あまり売れていなくても、

なんとなく延命できてしまうでしょ?

 

その結果、うまくいってないのに、

撤退するタイミングを逃してしまう

ことになる。

 

だから、売れなければすぐに

やっていけなくなる場所

(つまり、家賃が高い場所)

でやろうと思ったんだ。

 

ダメなら潔く撤退して、

うまくいけば、ちゃんと儲かる

ところがいいと思ったんだ。」

 

これって、どんな業種にも

言えることですよね。

 

巷の起業セミナーでは、

「開業当初は経費をなるべく

かけないようにしよう」

とか、

「3年は我慢だから、

それくらいの貯金はしておけ」

みたいなことを言っています。

 

ですが、結果として

なんとなく延命してしまって、

業態転換するとか

撤退するタイミングを

逃してしまう…

なんてことがあるわけです。

 

年齢が上がればサラリーマンに

戻ることもどんどん難しく

なっていきます。

 

そう考えると、

起業のときこそ、高い家賃にして、

良くも悪くも早く結果を出すことは

合理的かもしれません。

 

ちなみに、桐生も含めて、

桐生の周りの経営者の多くは、

貯金もほとんどない状態で

ゼロから起業に飛び込んだ人

ばかりです。

 

家賃と同様に、貯金がなければ

やはり結果が出るのが早いです

(食っていけないから…^^;)。

 

自分から「結果が早く出る環境を作る」

ということが事業のスピードを

あげることに繋がります。

 

新しい事業を立ち上げるとき等は、

ぜひ意識してみてください^^

 

桐生 将人