こんにちは。
桐生です。
もう結構前の話になりますが、
「社員をうつ病にして辞めさせる方法」
といった内容で世間を騒がせた
社会保険労務士がいました。
さすがにやりすぎ感は否めませんが、
そんなネタが生まれてしまうくらい
経営者は社員を辞めさせることに
悩んでいるってことですよね。
私は、独立当初、
普通の社労士が投げ出してしまった
「ドロドロの労働問題」を
毎月3件以上のペースで
対応していました。
(というよりも、そういった案件
でしか仕事をとることが
できなかったので…^^;)
そのおかげで今となっては、
「社員をうつ病にしなくても
辞めさせられる方法」を知っています。
その方法とは、
「判例を調べて逆算する」
というものです。
結局、社員を辞めさせて問題が発生したら、
最終的には裁判になるわけです。
だから、事前に判例を調べて、
似たようなケースで、裁判で争った結果、
「どちら側が勝利したか?」
あるいは、経営側が負けていたとしたら、
「どういった理由で勝てなかったのか?」
を調べるだけで、どうやって辞めさせれば
いいかのヒントが見えてきます。
残念ながら多くの社労士は、
「裁判は弁護士の分野であり、
自分達は関係ない」
と思っているので、
「判例」を勉強しません。
ですが、結局最後は「裁判」になる
のだから、そこから逆算するのが
一番です。
「勝った裁判から逆算して、
その裁判と同じ状況を作り上げて、
辞めさせる」
ということをすれば、
わざわざうつ病にすることもなく、
正々堂々と戦えるわけです。
私自身も、この方法を使って、
今まで3人の社員をうつ病にすることなく、
辞めてもらうことができました。
最近は、社員がインターネットで調べて、
自分たちが有利であることを知っていて、
経営者にも強く出てきますからね。
もし、あなたが正々堂々戦いたいなら、
戦う前に「判例」を調べてくださいね。
桐生 将人
追伸.
「何から勉強すればいいかわからない…」
という方は、以下の本からスタートする
のがオススメです^^
「労務管理は負け裁判に学べ! なぜ負けたのか?どうすれば勝てたのか?(出版:労働新聞社、著者:堀下 和紀、穴井 隆二、渡邉 直貴、兵頭 尚)」
↓下の画像のリンクからすぐに購入できます^^↓