マーケティング

ハッタリ野郎の末路

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

2人の新入社員がいました。

 

1人は学生時代からもの静かな真面目な子で、

「石橋の上を叩いて渡るタイプだね」

と言われている人でした。

 

もう1人は学生時代からお調子者で、

「お前は平気でハッタリかますよな」

と言われている人でした。

 

入社して、3年後。

 

その2人には大きな差が生まれて

いました。

 

片方は、会社から表彰を受け、

上司からも信頼されていて、

重要な仕事をいくつも任されて

いました。

 

もう片方は、会社からも上司からも

標準的な評価をされていて、

他の同僚とも大差ないポジションを

任されていました。

 

まぁ、そうなるのも当然ですよね。

 

前者の真面目な子はハッタリを

かまさなかったわけですから…。

 

『…え?どういうこと?』

 

もしかしたら、そう思った方も

いるかもしれませんね^^;

 

そうなんです。

 

このストーリーにおいて、

出生街道を進んでいるのは

「ハッタリ野郎」

だということです。

 

一般的に、「ハッタリ野郎」と聞くと、

「口先だけ、うさんくさい、不誠実」

という印象を受けるかもしれません。

 

ですが、「有言実行」と聞くと、

「優秀、かっこいい、頼りになる」

という印象を受けるかもしれません。

 

これって実は紙一重です。

 

ハッタリが不誠実になるかどうかは、

結局その人が「それを現実にできるか

どうか」にかかっています。

 

そのように考えると、

「現実にする覚悟」をもって

ハッタリをかますことは、

その本人に非常にたくさんの

メリットをもたらします。

 

たとえば、以下です。

 

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1.同じ結果でも高く評価される

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たとえば、

「1ヶ月で5kg痩せさせますよ!」

とハッタリをかましたとします。

 

実際に、5kg痩せさせたとしたら、

「本当にやり遂げた!すごい!」

と評価されます。

 

逆に、「やれるだけやってみます…」

といった感じで5kg痩せさせたとしても、

相手の主観によって「大した成果じゃないな」

と思われてしまうかもしれません。

 

つまり、同じ結果を出しても、

ハッタリをかますかかまさないかで

周りの評価が激変するということです。

 

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2.仕事を任せてもらえる

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あなたがなにかの仕事を依頼しようと

したとします。

 

 

片方の人は、

「できるかわからないですが、

試してみたいと思います…」

と言いました。

 

もう片方の人は、

「自分に任せてください!

これは僕の得意分野です!」

と言ったとします。

 

さて、どっちに依頼しますか?

 

…多くの人は後者だと思います。

 

もし、実績や根拠がわかる状況なら

相手の態度はあまり関係ないかも

しれません。

 

ですが、そういった判断基準が

なにもない状況であれば、

やはり自信なさげな方に依頼するのは

不安に感じると思います。

 

このように考えると、

ハッタリをかますのは、

実は相手を安心させてあげる

という効果もあるのです。

 

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3.成長スピードが早くなる

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ハッタリをかました結果、

それができなかったとしたら、

一気に信用を失います。

 

それは単なる

「口先だけのハッタリ野郎」

です。

 

そうならないために、

ハッタリをかましたなら、

必死に努力をする必要が

あります。

 

必死に努力をして

そのハッタリを現実にする

ということです。

 

以前に堀江貴文氏の本にも、

「少しの無理を宣言して

それを達成し続けてきたことが

自分の急激な成長を促した」

ということが書かれていました。

 

ちなみに桐生自身も同じです。

 

桐生は社労士を開業したとき、

社労士の業務について”未経験”でした。

 

未経験なので、開業当初は右も左も

わからない状況だったわけですが、

どんな依頼にも

「もちろんできます!

任せてください!」

と即答し、”それを嘘にしない”

ということを繰り返してきました。

 

一度もそれを嘘にしなかったからこそ、

開業後10年以上経った今でも生き残ることが

できていると思っています。

 

そして、これからも

「有言実行するハッタリ野郎」

であり続けることで、

進化し続けていきたいと

考えています。

 

最後に。

 

今回の話の参考にした書籍の著者である

大原昌人氏の言葉を引用しておきます。

 

『重要なのは、その辻褄合わせをする覚悟を

持ったうえでハッタリをかますこと。

ハッタリの反対語は正直、謙遜ではなく、

保身、自虐である。』

 

僕らは保身や自虐に走らずに、

ハッタリかましていきましょう^^

 

桐生 将人

 

―参考図書:『ハッタリの作法 自分を最高値で売る「見せ方」と「辻褄合わせ」の技術』著:大原昌人、出版:ぱる出版 (2024/9/25)