こんにちは。
桐生将人(きりゅうまさと)です。
何を隠そう桐生はビビりです。
「独立する人間はビビりじゃないだろ」
とか言われそうですが、ビビりだからこそ、
堅実な経営で着実に成長してきたと
自負しています。
で、そんなビビりな僕が、
「老後の生活を年金に頼る」
ということについて本気で
考えてみようと思います。
年金に頼る人たちは、将来の生活が不安で、
「年金に頼る」ことを選択しているのだと
思います。
でも、本当に「年金に頼る」ことが
将来の生活に安心をもたらすのでしょうか…?
早速、始めましょう。
まず、前提として、同じ給与の中で、
・社会保険料が減って手取りが増える
・将来の年金として積み立てる
上記のどちらかが選択できるものとします。
「年金に頼って保険料を払う」
ということは、
「手元に投資可能なお金が残らない」
ということです。
たとえば、
毎月3万円の社会保険料を払っている人と
毎月1万円の社会保険料を払っている人では、
20年間働いた場合、手元のキャッシュフローに
480万円の差が出ます。
言い方を変えると、
毎月3万円の社会保険料を払っている人は
この480万円で「年金」という商品を
一点買いしているということになります。
しかも、この「年金」という商品は、
65歳になるまで一切引き出すことが
できません。
それどころか国が法律を改正したり、
円が暴落するようなことがあれば、
いきなりゼロになってしまう可能性も
あるのです。
では、社会保険料を月1万円支払い、
480万円の元手を株式投資で運用
している人がいたとしましょう。
株式投資は当然リスクが伴いますが、
基本的にいつでも引き出すこともできますし、
日本国に対するリスクが発生しそうになれば、
海外の投資に切り替えることもできます。
このように「流動性」の観点から見ると、
年金は株式投資よりもリスクが大きいと
言えます。
次に、将来性です。
日本の人口減少や出生率を見れば、
社会保険料の収入減少はほぼ確実で、
年金の減少または保険料アップは避けて通れません。
もし、奇跡的に出生率増加による
人口増加という状況が起きたとしても、
彼らが僕たちの年金を支えるために
保険料を払い始めてくれるのは
最短で20年後です。
そう考えると(少なくとも僕たち世代においては)
将来性ゼロと言っても過言ではありません。
結論です。
ビビりの僕は「年金一点買い」なんて
リスクをとることはできません。
「卵を全部同じカゴに盛ったら
落とした時に全部割れてしまう」
という言葉があります。
理解したうえでの「年金一点買い」なら
良いのですが、知らなくて「年金一点買い」
をしているのなら、、、
今回の話を、ライフプラン(特に老後)を
考え直すきっかけにしてくださいね。
桐生 将人