MENSA社労士の視点

会社のカネで金を買う

こんにちは。

桐生です。

 

あなたは「金」を買っていますか?

 

もちろん「カネ」ではなく

「金GOLD」のことです。

 

1月から2月にかけて

「金が最高値更新」

というニュースが連日のように

流れていました。

 

このブログの読者はすでに

知っている話だと思いますが、

 

そもそも金の価格が上がるのは、

「金そのものの価値が上がっているのではなく、

円やドルといった通貨の価値が下がっている」

ということです。

 

国はインフレ目標を掲げています。

 

つまり、単純に言えば、

「通貨の価値を下げていく目標」

を掲げているということです。

 

だから、多くの人は通貨の価値の下落に

抗うために「投資」をするわけです。

 

お金を投資商品に変えておくことで、

相対的に投資商品の価格が上がれば

お金の価値をキープできるということです。

 

最近、投資がブームになったり、

金が注目されているのは、

インフレが想定以上に進んでいるから

かもしれません。

 

今まで100円で買えていたものが

200円になったり、価格据え置きでも

お菓子の中身がどんどん少なくなったり…

 

そういった日常的な場面で

インフレを肌で感じられるように

なりました。

 

そんなこともあってか、

最近こんな相談を受けました。

 

『桐生さん、会社に内部留保があるのだけど、

そのカネで金を買うのってどう思います?』

 

要は、会社の口座にある現金を

そのまま遊ばせておくなら、

金に変えて価値をキープしたいと

考えたわけです。

 

もちろん、会社の口座で株式等の投資商品を

買う選択肢もあります。

 

ですが、株式投資であれば、

個人で投資をすることで20%の分離課税を

適用したほうがお得と言えます。

 

それなら、内部留保を増やすよりも

役員報酬を増やして個人で株式投資を

した方が良いかもしれません。

 

逆に、金のような現物商品であれば、

個人でも総合課税となりますので、

すでに所得が多い人であれば、

内部留保を増やして法人税を支払った方が

税的に有利になる場合もあります。

 

(ちなみに、この経営者の方は

まさに”そういう方”でした)

 

結果として、桐生は以下のように答えました。

 

「すぐに使わないカネという前提ですが、

ゴールドバーとか地金型金貨を買うのは

ありかもしれませんね」

 

ゴールドバーや地金型金貨は、

どこに行っても比較的すぐに換金が

できますので、預金に近い感覚で

扱えます。

 

ちなみに桐生はいくつか理由があって

「地金型金貨」を選択していますが、

これは好みの問題かなと思っています。

 

意外に盲点になっているかもしれませんが、

会社に内部留保しているカネについても

インフレの影響を受けています。

 

これからの時代は、

「会社のカネは金に変えて価値を保つ」

なんてことが当たり前になるかも

しれません。

 

桐生 将人