※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
投資に興味がある人でも
大して興味がない人でも
「お金を働かせる」
という言葉を聞いたことが
あるかと思います。
要は、単に普通預金等に
「お金を寝かせておく」
のではなく、
不動産投資や株式投資で
「お金を運用する=働かせる」
ということです。
そして、多くの人が、
自分の仕事をしている間に
お金を働かせることで、
資産を指数関数的に増やして
いくことを夢見ます。
ですが、、、
実際のところ、
“そうなっていない人”
が多いのも事実です。
この理由として、
「投資の知識がないから」
ということが語られます。
ですが、それも怪しい話です。
というのも、
そういう人に限って、
その話の後にすかさず
「投資の教育セミナー」を
売り込んできますからね^^;
では、結局のところ
「お金を働かせる」ことが
難しいのはなぜなのか?
これを”感覚的に理解できる”
納得感のある話があったので
ご紹介したいと思います。
まず、想像してみてください。
あなたが1人で何かのビジネスを
起業したとします。
1人なので、すべてを自分でやる
ことになります。
自分のビジネスのスキルを高める
ことはもちろん、集客から契約、
顧客対応、経理、事務等など…
すべてを自分が行います。
大変ではありますが、
すべてが自分のコントロール下に
あるので、誰かのことを気にする
こともありません。
その後、だんだんと事業が拡大した頃に、
今度は自分の業務の一部をスタッフや
外注業者にお願いすることを考えたとします。
「これでようやく楽になる…」と思いきや、
依頼したスタッフや外注先が自分と同じように
業務ができないことに気付きます。
『なんでこんなこともわからないんだ!』
『自分でやれば楽なのに…!!!』
そんな気持ちをおさえて、
事業を拡大していくために
辛抱強く教育や指導を行います。
…さて。
あなたもこんな経験ってありませんか?
桐生自身はあります。
というより、先の話は、
ほぼ桐生自身がリアルに苦悩してきた
体験談のような話です。笑
ですが、多くの人が、初めて
外注やスタッフを雇用したときに、
『自分でやった方が早いのに…!』
とイライラしたことがあるのでは
ないかと思います。
だから、
「お金に働かせる」のは
難しいのです
どういうことかって?
要は、あなた自身のビジネスを
誰かに外注して働いてもらうのが
簡単ではないのと同じく、
「あなたのお金さんに働いてもらう」
というのも難しいということです。
初めて外注やスタッフを雇用したときに、
『自分でやった方が早いのに…!』と
思ったのと同じことです。
これは言い換えれば、
『お金さんに外注するよりも、
自分でビジネスやった方が稼げるのに…!』
と言っているのと同じだということです。
そして、もう1つ。
もし、起業したばかりで、
まだスキルも実績もゼロの
ペーペーの経営者が
「タイムパフォーマンスが重要だから
最初から外注を活用しようと思います!」
と言ったらどう思いますか?
『いや、まずは自分でやれよ。
そんな状態だったら、
何を外注すれば良いかも
わからないだろ…』
そう思うかもしれません。
(桐生ならそう思います^^;)
そもそも、自分のビジネスを
外注することが問題なくできている
としたら、それは、
・自分自身が、そのビジネスを経験し、
一定の成果を出している
・そのビジネスの構成要素について
理解していて、どこを誰に依頼すれば
良いかが見えている
という2つの前提があるからだと
思っています。
そもそも、そのビジネスを経験して、
一定の成果を出せるまでは、
ビジネスの形が定まりません。
形自体が決まらなければ、
必要な要素も見えてきません。
そして、必要な要素が見えなければ、
何を外注すれば良いかすらわからない
ということです。
こんなことは簡単にわかりますよね。
ですが、、、
なぜか「お金さん」に関しては
多くの人が先の”ペーペー経営者”と
同じことをしようとします。
つまり、
投資(ビジネス)のことは
よくわからないし(経験ゼロ)、
投資先のことも大して調べてないけど
(スキルゼロ、構成要素も不明)、
「仕事の合間に働いてもらおう
(ビジネスを外注しよう)」
と考えるわけです。
これでは、うまくいくはずも
ありませんよね。
だから、片手間で「お金を働かせる」
なんてことは諦めた方が賢明だという
ことです。
(ご存知の通り、桐生は一足先に
投資自体をやめています)
それでもあなたが「お金を働かせたい」
と考えるのであれば、やるべきことは
1つです。
それは、あなたが投資のことを
(今のビジネスと同じレベルで)
しっかりと理解して、
その構成要素を見出すという
ことです。
ですが、それをやるということは、
むしろ投資自体がビジネスになって
しまうと思いますので、、、
やはり俗に言う
「自分が働いている間に
お金に働いてもらう」
という話は難しいと言える
かもしれません。
まとめます。
もし、本当に
「お金を働かせよう」と思うなら、
1.自分のビジネスを成功させる
2.自分のビジネスを外注して
関わらなくても良くする
3.自分の唯一関わるビジネス
(という感覚で)投資を行う
ということになるということです。
桐生自身は自分がまだまだ1の段階だと
思っているので、投資をするつもりは
一切ありません。
もし、あなたも今の自分のステージが
1や2の段階だとすれば、
「お金」に働いてもらうのではなく、
まずは「自分自身」や「自分のビジネスの
外注先」に働いてもらうことを真剣に考えた
ほうが良いということです。
桐生 将人
―参考図書:『37歳で国税に狙われた男 一年半の苦悩と追徴課税一億五千万円の悲劇』著:佐野宗吾朗、出版:太陽出版 (2024/11/12)