※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
『あれ？桐生さん投資の話ですか？
投資をやめたのでは？』
…そうなんです。
投資は引退済みです。
ですが、、、
桐生が大好きな著者の1人である
橘玲氏が「新・臆病者のための株入門」
を出版してしまったので、
（仕方なく）学びました…。笑
ということで、今回はそこからの
学びを共有したいと思います。
最近、投資関係のセミナーが
やたらと流行っている気がします。
その中には、
ほとんど意味のないものや
詐欺的なセミナーも多いかも
しれません。
あなたがそういったものに
騙されないためにも、
今回は、投資において特に重要な
「3つの視点」をお伝えしたいと思います。
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1つ目の視点：
絶対に儲かる投資の話は
100％回ってこない
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あなたがもし、
「絶対に儲かる投資」を
知ったらどうしますか？
まず、自分の有り金をはたいて
全力投資すると思います。
次はどうしましょう？
銀行でお金を借りられるだけ
借りて投資するかもしれません。
さて、その次は？
家族や親戚からお金をかき集めて
さらに投資するかもしれません。
さて、そのあとは？
誰か第三者のためにセミナーで
これを伝えてあげる…
なんて思いますか？＾＾；
集めるだけ集めたお金を運用して
継続すれば良いと思いませんか？
わざわざセミナーなんかしない
ってことです。
第三者に説明したり、説得することなんて
面倒ですから。
もし、本当に儲かる話なら、
自分の有り金をすべてはたいて投資しますし、
親戚がありったけのお金を出しますし、
銀行がお金を貸します。
それなのに、第三者にお金を出させるのは、
「そういう人たちから相手にされなかったから」
だということです。
ここからわかるのは、
「絶対に儲かる投資(おいしい話）が
回ってくることは100%ない」
ということです。
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2つ目の視点：
すごい投資家には投資を任せられない
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投資の知能指数が高い人に投資を
任せたかったら、その人が手に入れる
利益以上のフィーが必要になります。
その理由は、前述の内容からもわかる通り、
わざわざあなたに「おいしい投資話」を回す
必要がないからです。
ですが、問題なのは、結果として、
その人の出せるパフォーマンスを超える
金額を払うことになるわけですから、
その委任契約は成立しないということです。
（それでも多少の利益は得られるかも
しれませんが、少なくともその人に
任せたいと思ったパフォーマンスは
得られない）
結果として、
あなたが投資を任せられる人や
あなたに投資を教えてくる人は、
投資の知能指数が低い人間に
なってしまうということです。
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3つ目の視点：
プロのアナリストの的中率は
コイン投げと同じ
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短期目線でいうと、
株式投資はゼロサムゲームです。
よって、たとえば、9割の的中率を
持つアナリストがいたら、
富がそこに一気に集中するか、
全員が同じ動きをするので誰も
儲からなくなります。
その結果として短期の株式の動きを
予測するアナリストの限界は50%程度に
帰結すると言えます。
つまり、株式投資の予測をする
「相場のプロ」の的中率は
「コイン投げ」と同じレベルになる
ということです。
さて。
今回は、あなたが騙されないための
投資に関する「3つの視点」をお伝え
してきました。
要は、
・「絶対に儲かる話」なんて
あなたに回ってこないし、
・「すごい投資家」に任せることも
学ぶこともできないし、
・「相場のプロ」の的中率は
コイン投げレベルである
ということです。
ちなみにこの書籍の結論としては、
「投資するならインデックス
ファンドに投資をしとけ！」
ってことなのですが、、、
桐生としては、そこにも
「まだ欠けている視点がある」
と考えています。
それは、
「長期目線で市場が拡大しても、
それよりも早いスピードで
円の価値が下落していったら
意味なくない？」
ってことです。
書籍の中では、
「ドルと円を持つことでヘッジする、
そのうえで、ドルと円の為替について
の不安は為替ヘッジの投資をするか、
あるいは為替差益と購買力の差によって
長期的に収縮することを期待する」
ということが語られていました。
ですが、もし、円とドルの価値が
同時に下落していったらどうなるの
でしょう…？
これではまだ2次元的な考えであって、
まったくリスクをヘッジできていない
気がするのですよね。
あるいは、円とドル以外の貨幣に
さらにヘッジすることも考えられますが、
今度はその通貨の価値が下がったら
どうなるんだって話になります^^;
投資ありきのセミナーやノウハウは
その視点がいつも抜け落ちている
のですよね。
桐生 将人
―引用・参考：『新・臆病者のための株入門』著：橘玲、出版：文藝春秋 (2024/10/18)
