マーケティング

トランプマジックで相手をコントロールする

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

さて、あなたの目の前に

5枚のトランプカードが並んでいます。

 

そのうちの1枚を選んでください。

 

選びましたか?

では、しっかり覚えておいて

くださいね。

 

では、今からあなたの選んだカードを

この中から消します!

 

1,2,3,はい!

 

どうでしょう?

消えていますね?

…さて。

 

こんな感じのトランプマジックを

見たことはありますか?

 

実は、このマジックのタネは

非常に簡単です。

 

それは、

「全部入れ替える」

ということです。

 

『え?どういうこと?』

 

そう思うかもしれませんが、

実際にやってみるとわかります。

 

5枚のカードがすべて入れ替わっても

ほとんどの人は気付きません。

 

それどころか、

自分の選んだカードだけが

消えたと錯覚してしまいます。

 

だから、こんな簡単なタネなのに

「マジック」になってしまうわけです。

※もし、イメージが沸かなければ、

以下のURLのサイトを見てください。

 

【心理ゲーム】カードが消える?不思議なトランプ

https://laurier.excite.co.jp/i/E1613370906086

 

こうなってしまう理由は、

「自分の選んだカードに集中して

しまうので、他の4枚のカードが

何だったかを覚えていないから」

です。

 

そして、

この集中と盲点の関係を知ることで、

相手の認知をコントロールしたり、

逆に、自分が騙されることを防いだり

することができます。

 

たとえば、よくある話ですが、

「自分はこの投資方法を

10年前から実践してきて

億超えの資産を築いた」

という人がいます。

 

そして、超すごい投資家のように

もてはやされたりします。

 

ここで目の前の事実として

集中していることはなにかというと、

「ある投資家が自分の投資方法を

10年前から実践してきて実際に

うまくいった」

ということです。

 

では、盲点になっているものはなにか?

 

それは、

1.その人が10年前から実践してきたが、

儲からなかった別の投資方法

2.その人が10年前から実践しなかったが、

本当は儲かった投資方法

3.その人が10年前から実践しなかったが、

儲からなかった別の投資方法

というものです。

 

もしかしたら、3については

自分が儲かった投資方法と一緒に

語られるかもしれませんが、

1や2を語る人は少ないでしょう。

 

その結果、本当は失敗した案件や

他の選択肢もあるにもかかわらず、

「確実に儲かる投資方法を

知っている天才投資家」

のように錯覚させられてしまう

わけです。

 

要は、あなたが1枚のトランプに

集中している間に、他のトランプが

すべて差し替えられていることに

気付かないのと同じです。

 

だから重要なのは、

「目の前で起きた情報を知る」

のではなく、

「目の前の情報に何が

欠けているのかを問う」

ことだということです。

 

これをするかしないかで、

自分が誰かに騙される確率を

グッと減らすことができます。

 

逆に、この盲点を利用することで

相手の認知を自分の都合の良い方向に

コントロールすることもできるわけです。

 

当然ですが、悪用厳禁でお願いします。

―参考:『全員“カモ”: 「ズルい人」がはびこるこの世界で、まっとうな思考を身につける方法』著:ダニエル・シモンズ、クリストファー・チャブリス、出版:東洋経済新報社 (2024/2/28)

 

桐生 将人

↓MENSA社労士の資格起業ラボ↓

https://atelierkiryu.com/

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

▼リニューアルして募集再開しました!▼
★資格起業ラボ★

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-