※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
先日、やけに納得してしまった話が
ありました。
それはこんな話です。
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『桐生くんは、お金は好きかい?』
「はい!好きです!」
『じゃあ、欲しいものをすべて
物々交換で手に入れられるかわりに、
お金がゼロの人生と、
お金があるけれど、欲しいものは
手に入れられていない人生なら
どちらがいい?』
「えっと…お金がゼロで欲しいものが
全部手に入っている人生です…。」
『そうだよね。
だから、大切なのはお金ではなく、
そこから手に入るものなんだよ。』
/////////////
なにを当たり前のことを…
そう思うかもしれませんが、
桐生にとっては結構衝撃的でした。
なぜかというと、
「お金そのものに価値がない」
という考えに対して初めて
納得感を感じたからです。
そこから、桐生は「お金」について
ずっと考えていたのですが、、、
ようやく少し考えがまとまって
きたので今回は”桐生の頭の中身”を
そのまま共有させてください。
(まだまだ混乱状態ですが^^;)
それでは早速。
物々交換で何かを手に入れようと
した場合、欲しいものがまずあって
それを得るために必要な何かを
差し出すことを考えます。
そして、その欲しいものを
手に入れるわけです。
だから、物々交換の場合、
本当に欲しいものでなければ、
手に入れようとしないのが
普通です。
ですが、お金を先に稼いでしまうと、
同じようにはなりません。
まず、お金を手に入れてしまうと
「今あるお金を失う」という恐怖が
生じます。
そして、それを減らさないために
どうすればいいか、あるいは、
増やすためにはどうすればいいかを
考え始めます。
さらには、今あるお金を使って
どうやってより大きな幸福を得るのかを
考えるようになります。
ということで、
減らさない方法を考えながら
減らすことを考えるという矛盾が
すでに存在するわけですが、、、
さらには、使う方法についても、
あくまでも今あるお金の量に
縛られた思考になりますし、
「全部を使い果たしてしまう」
という恐怖にも縛られていますから、
中途半端な欲しいもの(あるいは
欲しいと思わされているもの)
を手に入れてしまうかもしれません。
結果として、なかなか本当に
欲しいものには行き着けず、
「もっとお金を稼がなきゃいけない」
「もっとお金を貯めなきゃいけない」
となっていくわけです。
つまり、目的がない状態で
お金を先に稼いでしまうと、
お金を失う恐怖に悩まされ、
本来それ自体に価値のないお金を
増やすために時間を消費し、
欲しいと思っていなかったモノへの
無駄遣いをしてしまう…なんて
結果になりかねないということです。
そして、これらは物々交換では
生じなかったものと言えます。
「お金」という概念が入ってきたことで
生じてしまったものです。
このように考えると、
本当に欲しいものだけを
手に入れたいのであれば、
「物々交換することを想像して
先に欲しいものを決めておく」
ことが重要だといえるのです。
ちなみに、以前もこういったことを
話したことがあります。
自分の欲しい年収を教えてください
というと「1億円!」という人がいます。
ですが、その人に、理想の年間支出を
書き出してもらうと、1億円にまで
達しない人が多いのです。
それでは本当に欲しい年収とは
いえません。
だから、自分の欲しい年収を
知るためには自分の理想としている
年間支出を書き出す必要があります。
その積み上げがあなたの欲しい
年収と言えるわけです。
ですが、”物々交換から考える”と
「本当に欲しいもの」はもう少し
深い話になっていきます。
それは「モノ」に限られない
ということです。
桐生自身、社会人になったときは、
なんとなく「年収1000万円」を達成
したいと考えていました。
その後は、3000万円、1億円と
目標を上方修正していったのですが、
年商1億円を達成したときには、
さらに2億、3億といったお金が
欲しいとは思いませんでした。
その当時、もっと欲しかったものは、
自分の経験を社労士の仲間へ伝える
コンテンツを作ったり、
コロナで苦しむ中小企業に対して
無料で雇用調整助成金等の情報提供
をするための「時間」でした。
このように考えると、
「物々交換で本当に欲しいものを
先に考える」というのは、
「自分の生きたい人生を先に考える」
ことそのものだということです。
たとえば、
大人気のブランドバッグを購入する
ケースを考えてみたとします。
ある人は、そのバッグを手に入れる
ためだけに必死に仕事をして、
お金を貯めて買いました。
もう1人の人は、そのバッグの
リセールバリューを調べて、
自分の収入的にも予算の範囲内だから
“とりあえず買っておこうかな”と
思って買いました。
どうでしょう?
きっとこの2人の欲しいレベルは
違いますよね。
前者の人は物々交換の世界になった
としても必死に何かを差し出して
そのバッグを手に入れようとします。
そのバッグを手に入れる人生を
生きたいからです。
ですが、後者の人は別にお金がなければ
買わないわけですから、物々交換の世界
ではそのバッグを手に入れようとはしない
でしょう。
このように考えると、後者の人は、
「本来必要のないお金を稼ぐために
なにかをムダに差し出してしまっている」
と言えるかもしれないのです。
だから先に生きたい人生を考えて、
「そのために必要なものを差し出す」
と考える必要があるわけです。
さて。
あなたは今、
「物々交換の世界になっても”欲しい”と
思えるものに囲まれて生きている」
と言えますか?
先日の編集後記に書いた
「2023年に捨てるものを考えている」
というのは実は今回の話が
思考開始の発端です。笑
桐生 将人
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