※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
空手のパフォーマンス等で
お弟子さんが板を持って
それを師範代が回し蹴りや
正拳突きで破壊する…
そんなシーンを見たことがありますか?
『あの師範代は相当なパワーが
あるのだろう…』
そう思うかもしれませんが、
板を破壊するために重要なのは
パワーよりも”コツを掴む”こと
だそうです。
それがなにかというと、
「板を目標にして
力をぶつけるのではなく、
板の少し先を目標にして
撃ち抜くこと」
だそうです。
これってビジネスの目標達成についても
同じことが言える気がしませんか?
たとえば、
桐生がサラリーマン時代に
勤めていた会社では、いつも
目標が本来の予算の120%に
なっていました。
要は、
100%を目指すと80%くらいで
終わってしまうけど、
120%を目指せば結果的に
100%超えまではいける
ということです。
これはなんとなく感覚的に
わかる方も多いのではないかと
思います。
つまり、
「目標を達成するために重要なのは、
その目標の少し先を目指すこと」
だと言えるかもしれません。
ですが、自分の満足する目標の
さらに高い目標を”本気で目指す”
ことって簡単ではありません。
たとえば、お腹いっぱいに食べて
満足している状態から、さらに、
食べ物を詰め込むということを
想像すればわかるかもしれません。
…普通に考えれば、そんなことを
本気でやりたいとは思いませんよね。
だから、自己目標を達成できる人は、
お腹いっぱいでも”もっと食べたい”と
思える生まれつき普通じゃない人か
“絶対完食する”という強固な意志のある人
のような少数派になってしまうわけです。
では、そういう人でなければ
自己目標を達成することは
できないのかというと…
1つ方法があります。
それは目標の中に「他人」の
要素を組み込むということです。
たとえば、先の食事の話なら、
80%の量でお腹いっぱいになる人だとすれば、
自分のために100%や120%の量まで食べたい
とは思いません。
ですが、大好きな人が作ってくれた
料理だったらどうでしょう?
その人が一生懸命作ってくれた料理を
残さず食べることで”喜んでもらいたい”と
思えば、必死になって120%の量を残さず
食べようとするかもしれませんよね。
それは食事で食欲を満たすという
自己中心的な目標の先に
「大好きな人(他人)を喜ばせたい」
という利他の目標を付け加える
ことができたからです。
そして、(自分にとって)120%の量を
すべて食べるという目標を本気で目指すことで、
気付けば自分の100%の目標も達成してしまう
ということです。
人が目標を達成する根本的な原動力は、
「欲望を満たす」ことだと言えます。
ですが、自分自身を満たす欲望は
有限であって、自分が満たされてしまえば、
その時点でがんばる理由がなくなって
しまいます。
そうすると、自分の欲望の大きさが
達成できる目標の限界になってしまいます。
ですが、「他人」という要素が入ることで、
自分自身の目標の先に、本気で目指したいと
思える”さらなる目標”を作ることができる
ということです。
あなたの目標の中には「他人」の要素が
入っていますか?
超自己中心的な自分の目標を達成するためにこそ、
「他人」が必要なのです。
桐生 将人