※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
「人は収入があがると
生活レベルをあげてしまうから
いつまでもお金が貯まらない」
こういう話をよく聞きます。
で、この話が伝えたいのは、
「生活レベルを
あげないようにして
お金を貯めよう」
ということですよね。
ですが、この話には
違和感を感じます。
というより、桐生は、
「まずは生活レベルを
あげまくった方が良い」
と考えています。
それはなぜか？
まず、今回の話の前提は、
人生の目的（の少なくとも1つ）
は「幸せになる」ことだという
ものです。
そうであれば、
あらゆる選択や行動は
「自分の幸せをより大きく
するものを選んだ方が良い」
と言えます。
では、どうすれば
幸せを最大化することが
できるのか？
とにかくお金を貯めれば良いのか？
とにかく仲間と遊べば良いのか？
なんとなくですが、
これでは幸せを最大化することは
できなさそうですよね。
それもそのはずで、
それぞれの指標（物事）から
得られる幸せには限界効用逓減
の法則が見られるからです。
これは進化心理学的に言えば、
「もし、人が美味しい食事を
することに無限の幸せを感じれば、
ずっと食事をしてしまって
子孫を残せていないはずだ」
という単純な考えから一定の
説明ができそうです。
ということで、
ある一つの指標だけを
伸ばし続けたとしても、
そこから得られる幸せは
どこかで頭打ちになって
しまうということです。
では、幸せを最大化するためには
どうすればいいのか？
それは、複数の指標による
幸せを得ることが必要だと
いうことです。
さらに、もう1つ重要なのが、
「ある指標の幸せが
頭打ちになったら
それ以上は増やさない」
ということです。
そりゃそうですよね。
同じ指標に使う資源を使って
他の指標を伸ばした方が
同じ資源（コスト）に対して
より大きな幸せを得ることが
できるわけですから。
問題は、その頭打ちの水準が
人によって異なるので、
自分で経験してみないと
わからないということです。
たとえば、限界効用逓減の法則で
有名なのが「年収800万円からは
年収が増えても幸福度はたいして
変わらない」というものです。
ですが、これも人によっては、
年収500万円でも幸福度が
頭打ちになるかもしれませんし、
逆に年収1000万円になっても
頭打ちにならない人もいます。
ではどうすればいいか？
それは、
「まずは頭打ちを感じるまで
あげ続けてみるしかない」
ということです。
これが、桐生が冒頭で
「生活レベルを”まずは”
あげまくった方がよい」
と言った理由です。
自分が頭打ちのところまで
いっているのかわからないのに
「とにかくお金を貯める」ことに
集中すれば「生活」という指標から
得られる幸せを最大化できない
ということです。
もちろん、その分、
「お金を貯める」という
指標からの幸せを得ることが
できるわけですが…
実は、資産額における
幸せの頭打ちの水準は、
「持ち家とは別に金融資産1億円」
と言われているらしいです。
…他のあらゆるものを諦めて
ここまでがんばるのって
めちゃくちゃつらそうです＾＾；
それなら、先に頭打ちに
なりそうなものから幸せを
積み上げてしまったほうが
全体として見た幸福度は
高まりそうです。
まずは「持ち家＋資産1億円」
を積み上げるか？
幸せの頭打ちを感じるまで
「生活レベル」をあげるか？
それは人それぞれですが、
「生活レベル」の頭打ちの方が
サクッと達成できると思います。笑
桐生 将人
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