※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生将人(きりゅうまさと)です。
ここ数日、木下勝寿氏の書籍
『売上最小化、利益最大化の法則──利益率29%経営の秘密』著:木下勝寿、出版:ダイヤモンド社 (2021/6/16)
からの学びを共有してきました。
今回が最後です。
今までの話を聞いて、
「よし!うちも売上よりも
利益に注力していこう!」
と思ったとしても、
まず何をすればいいのか
迷う人もいるでしょう。
そんな方のために、
今回は、木下勝寿氏が
書籍で紹介している
「5段階利益管理」
というものを紹介します。
ざっくりお伝えしますので、
“自社にどの部分を導入するか”
ということをイメージしながら
読んでくださいね。
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<5段階利益管理とは?>
利益を5段階に分けることで、
それぞれの段階で問題が見える
ようにして、対策や改善を
しやすくする管理方法。
利益1:売上総利益…売上−原価
→仕入れが高すぎないかを把握できる
利益2:純粗利…売上総利益−注文連動費(決済手数料、送料、ノベルティ等)
→手数料等が利益を食いつぶしていないかを確認できる
利益3:販売利益…純粗利−販促費(おもに広告費、長期の場合は減価償却方式)
→広告費がかかりすぎていないかを確認できる
利益4:ABC利益…販売利益−商品ごとの人件費(全社員に商品ごとにかかった時間とそれ以外の時間を報告してもらい、人件費を按分して算出。なお、「それ以外」の部分は売上按分してそれぞれの商品に計上。)
→商品ごとで人件費がかかりすぎていないかを確認できる
利益5:商品ごと営業利益…ABC利益−運営費(家賃、間接部門の人件費等。ここは部門設定が難しいので売上按分により計上。)
→最終的な商品ごとの利益を割り出せる
―意訳・抜粋(pp103-105)『売上最小化、利益最大化の法則──利益率29%経営の秘密』著:木下勝寿、出版:ダイヤモンド社 (2021/6/16)
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さすが細かい分析ですね^^;
ですが、たしかに、
「各商品やサービスごとの利益」
が把握できれば、
どの商品にもっと注力して、
どの商品を廃止すれば良いか
がわかりますからね。
理想といえば理想です。
とはいえ、現実的に、
「忙しくてこんなに細かく
できないよ!」とか
「うちの業種とはちょっと
合わないな」とか
そういう意見があるでしょう。
もちろん、桐生の会社も、
仕入れがまったくない事業
なので、あてはまらない
部分もあります。
ですが、逆に人件費が
大部分を占めるビジネス
なので、「ABC利益」に
ついての検証は重要だと
考えました。
ということで、桐生は、
手始めに「ABC利益」を
算出するために、社員に
以下の指示を出しました。
「自分たちがどのクライアント
の仕事をしているかについて時間
を計って月末に報告してください」
要は、社員の時給と
クライアントの報酬を
比べることで、
どういったクライアントに
注力すべきかが見えてくる
と考えたわけです。
で、何が言いたいかというと、
上記の「5段階利益管理」のうち
のたった1つを試すだけでも、
一定の基準を得られるという
ことです。
今まで、肌感覚やなんとなく
の数字だけで判断していたの
であれば、それだけでも一歩
前進と言えます。
ということで、
あなたも最初から5段階の
すべてを導入しようとせずに、
まず、自社でやれそうな
ところからチャレンジしては
どうでしょう?
こういう面倒なことは、
まず最初の一歩を踏み出す
ことが大切です。
ぜひ、桐生と一緒にやって
みませんか?^^
桐生 将人
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