※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生将人（きりゅうまさと）です。
いきなり怖いことを聞いて
しまってすみません…。
先日、なんとなく手にとった
本がとても面白かったので、
学びのシェアをしたいと
思ったのです＾＾
その書籍は以下。
『売上最小化、利益最大化の法則──利益率29%経営の秘密』著：木下勝寿、出版：ダイヤモンド社 (2021/6/16)
いやぁ、、、
全然知らなかったのですが、
この著者の方はすごい方ですね。
簡単に略歴を…。
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・2000年：北海道特産品販売サイト「北海道・しーおー・じぇいぴー」を立ち上げる
・2012年：札幌証券取引所新興市場「アンビシャス」上場
・2013年：札幌証券取引所本則市場(通常市場)上場
・2014年：東京証券取引所の市場第二部(東証二部)上場
・2015年：東証一部上場。史上初の4年連続上場。
・2017年：時価総額1000億円。
・2019年：「市場が評価した経営者ランキング」第1位(東洋経済オンライン)。
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さらに、ここ5年で売上5倍、
経常利益7倍となっていて、
利益率は29％とのこと。
とんでもない方です＾＾；
で、この本では、その経営の
エッセンスが紹介されている
わけです。
今回はその中から、
「無収入寿命」という
考えを紹介したいと思います。
まず、その定義から。
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＜以下、意訳・抜粋＞
無収入寿命とは、売上ゼロになっても
減給などのコスト削減なしで全従業員
の雇用を維持し、家賃の支払いができる
期間のこと。
売上ゼロになっても、新規事業を立ち
上げるなどをして何ヶ月で立て直せるか
を考えて無収入寿命の目標を決める。
―引用・抜粋（p26-28）『売上最小化、利益最大化の法則──利益率29%経営の秘密』著：木下勝寿、出版：ダイヤモンド社 (2021/6/16)
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当たり前といえば当たり前ですが、
実際に計算をしてみると、
「無収入寿命」を延ばすのが
いかに大変かがわかると思います。
たとえば、桐生のような社労士法人
を経営しているとします。
社労士法人で年商3000万円くらい
の方だとすれば以下のような感じ
だと想像します。
年間経費を算出すると…
・代表の給与や経費で1200万円
・従業員が2名で人件費800万円
・事務所賃料等の固定費で600万円
・出せる利益が400万円
この場合、「無収入寿命」は
どうなるか？
代表の給与もそのままキープするなら、
寿命を1年延ばすためには「2600万円」。
代表は身を切って給与ゼロでがんばる
としても「1400万円」が必要となります。
たった1年だけでこれだけのお金が
必要になるということです。
さらに、いざ「無収入寿命」を
延ばそうとすれば、さらに大変
なことに気付きます。
なぜなら、会社にお金を貯めよう
と思えば、法人税を払いながら
お金を貯める必要があるからです。
たとえば、「1400万円」を貯める
のならざっくり「2000万円」の利益
を残す必要があります。
現在、年商3000万円で400万円の
利益を出しているとすれば、
無収入寿命を1年にするだけでも
5年がかかるということです。
どうでしょう？
「無収入寿命」を延ばすのが
いかに大変なのかということを
わかっていただけたのではないか
と思います…。
桐生は、個人・法人問わず、
理由のない貯金が嫌いです。
よく貯金する方が言うような
「なんかあったときのために
貯金しておく」ということを
したくないのです。
そんなわけで、今まで、
（特に法人においては）
節税重視で内部留保をすること
に興味がありませんでした。
ですが、今回、
「無収入寿命」という考えに
触れたことで、”これを延ばす
ために”利益を出そうと考える
ようになりました。
今年からがんばったとしても、
毎年「1ヶ月ずつ」くらいしか
「無収入寿命」は延びないと
思いますが、、、
会社のメンバーが安心して
働けて、引き継いでいきたい
と思える会社にするためにも
「無収入寿命」の長い会社を
目指していこうと思います。
さて、あなたの会社は、
十分な「無収入寿命」が
ありますか？
ぜひ、計算してみてください＾＾
桐生 将人
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