MENSAの思考

子どもがYouTube中毒になっているのですが…

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

先日、こんな相談を受けました。

 

「子どもがずっとYouTubeばかり

見てしまって、動画中毒のように

なってしまっている」

 

子どもの教育については、

正直何も知識がないのですが、

パッと思いついたことを

言ってみました。

 

「自分も小さい頃、ゲームに

ハマっていたが、現在は一切

やりたいと思わない。

そうなった理由は、2つある。

1つは、子どもの頃と違って、

やりたければいつでもやれるから。

もう1つは、単純にゲームよりも

楽しいことを知ったから。

なので、この解決策は、

我慢させずにYouTubeを

観たいだけ観せたらどうか?

そのうえで、飽きたら、

色々と経験させてやりたい

ことを見つけさせてはどうか?」

 

どうでしょう?

 

一応納得感はありますか^^;?

 

とはいえ、机上の空論感が

すごいですよね。

 

で、その後にまた自分の

アドバイスについて再考

してみました。

 

そのときに気付いたのは

以下です。

 

・このアドバイスは考えた

のではなく、自分の過去の

知識を話しただけである

 

・現在の問題と自分の過去では

環境が明らかに違うのに、

環境の違いを考慮することなく

アドバイスをしてしまっている

 

よって、このアドバイスは、

正直全然的外れな内容だった

かもしれません…^^;

 

特に重要な問題としては、

桐生の時代のゲームや動画の

コンテンツの大きな違いが

あるということです。

 

その違いの1つは、

「終わりがあり、飽きられた」

ということです。

 

たとえば、桐生の時代のゲームは、

スタートからゴールがあって、

ゴールまでいけば終わりました。

 

ゴールしてもやりこみ要素が

あるものもありましたが、

やはり同じことの繰り返しに

なるものが多いので飽きる

ことができました。

 

次に、動画について。

 

桐生の時代は、レンタルビデオ

やレンタルDVDを通して映画を

観ていました。

 

これも毎回借りに行けば観る

ことができますが、今よりも

明らかに面倒ですし、24時間

営業もしておりませんでした。

 

さらにいえば、現在のように

「あなたにオススメ」といった

コンテンツがすぐ出ることも

ありませんので、すぐに次の

動画に繋がることもありません

でした。

 

よって、終わることができました。

 

ですが、今は、ゲームはオンライン

が中心で人との関わりやコンテンツ

の更新で無限な拡がりが可能です。

 

動画についても、インターネット

さえ繋がっていれば、ずっとオススメ

の動画が流れ続けます。

 

しかも、その「人がハマる」という

コンテンツを考えているのは、

世界トップレベルのクリエイターや

マーケターなわけです。

 

知識のある大人ならまだしも、

子どもがその誘惑に抗えなくても

普通のことです。

 

こういったいくつもの違いが

あるにもかかわらず、目の前

の課題を自分の知識だけで

アドバイスしてしまったのは

非常に盲目的なアドバイス

だったと反省した次第です。

 

で、多くの人は、

今回の話のように「考える」

と「知識を話す」ことを

区別できていないように

思うわけです。

 

わからないことと出会ったら、

無理やり自分の知識をこじつける

のではなく、目の前の情報だけに

集中して考えないと、的はずれな

アドバイスをすることになるという

教訓でしたね…^^;

 

桐生 将人

 

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