マーケティング

最近気に入っているタクシーの”あるサービス”

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

今回の事例は都内に住んでいる方

しかわからない話かもしれません^^;

 

ただ、色んな人にとって学びに

なる話なのでぜひお付き合いください。

 

最近、桐生が気に入っている

サービスの1つに「定額タクシー」

というものがあります。

 

これは、出発地と到着地を指定して

事前に予約しておくことで、事前確定

された金額でタクシーを利用できる

サービスです。

 

たとえば、桐生の家から、

県をまたいだ実家に行く場合は

大体1万円くらいで行くことが

できます。

 

なぜこれがいいかというと、

長距離の移動中ずっとメーターが

上がり続けるのを見なくて良い

からです。

 

首都高の渋滞等に捕まって、

メーターが上がるストレスを

考えなくて済むのです。

 

そもそも、心理学的には、

だんだんと金額が上がっていく

課金の仕組みは、最も心理的負荷

が大きいと言われています。

(逆に、心理的負荷が軽いのは

定期課金や自動更新です)

 

つまり、タクシー業界の課金モデルは

心理学的には「完全にミスっている」

と言わざるをえません。

 

桐生も含めて、都内の人が、

旅行に行く際に長距離のタクシー

を使うのを避けて、自家用車を

持ったり、レンタカーを借りるのは、

この心理的要因が少なからず

絡んでいると思います。

(都心の方の場合は、ほとんどの

場合、タクシーの方が安く済むにも

かかわらず、、、です)

 

つまり、こう考えていけば、

タクシーの料金システムが

「メーター式」でなくなれば

すべて解決なわけです。

 

そうすれば、

心理的負荷もなくなって、

実際も安いわけですからね。

 

で、そのニーズに応えてくれたのが、

「定額タクシー」だったということです。

実際に、桐生は今まで1万円を超える

距離でタクシーを使うことはめったに

ありませんでした。

 

ですが、今は、月に1回くらい定額タクシー

によって1万円以上使うことがあります。

 

そういう意味で、タクシー会社は、

桐生を含めた新規の長距離ユーザーを

獲得できているのかもしれません。

(実際にだんだんと予約が取れなく

なってきているので、それなりに

ユーザーは増えていると思います)

 

ちなみに、桐生のような

社労士業界でもタクシーの

メーター式のような仕組みが

よく見られます。

 

たとえば、

・相談料金

・手続料金

・給与計算料金

・賞与計算料金

・タイムカード集計料金

・年度更新

・算定基礎

といった感じで大量の細分化が

された料金表のことです。

 

この中から必要なものだけ

選んで顧問料を設定するという

ものですね。

 

結構多くの社労士さんが

このカタチを取っています。

 

ですが、これってタクシーの

メーター料金と同じです。

 

選べば選ぶほど、どんどん

料金が上がっていきます。

 

こうなると、クライアント側は、

心理的負荷がかかるので、

なるべく価格を抑えようとします。

 

ここで問題なのは、士業側の売上が

下がることではありません。

(もちろん、士業側にとっては

問題ですが。笑)

 

それよりも、クライアント側が

価格を気にしてしまう結果、

本来必要なサービスを外して

しまうということです。

 

当初は、労務のすべてから解放

されて実務に集中するために

社労士に依頼しようと思ったのに、

「給与計算つけると高いから、

ここは自分でやるか、、、」

みたいな感じで本来の目的を

見失ってしまうということです。

 

こうなってしまうと、

士業側もクライアント側も

お互いに不満足な結果に

なってしまいます。

 

そうならないためにも、士業側が、

・あなたにはこのサービスが必要です

・その金額はマルっと○万円になります

と先に金額を決めて伝える方が

わかりやすいうえに、本当に必要な

サービスを提供できるということです。

 

桐生は独立3年目くらいに

このことに気付いて、

サービスを積み上げるカタチ

の料金表を廃止しました。

 

それからは、ずっとほぼ定額の

3プラン程度に絞っています。

 

その効果はどうかって?

 

…ずっと継続していることが

その答えです^^

 

あなたはサービスの価格について

タクシーのメーターと同じ方式の

料金設定をしていませんか?

 

「定額」にするだけで今まで来なかった

顧客層にアプローチできるかもしれません^^

 

桐生 将人

 

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

最新の情報を受け取りたい方は

メルマガ登録をぜひよろしくお願いいたします。