人事労務

蕁麻疹の薬は痒みを抑えることが目的ではない

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

以前、慢性蕁麻疹に悩んだことがありました^^;

 

理由はきっとストレスなのですが、

夜になると痒いうえに、熱をもって

熱くて眠れないという状態に

1ヶ月ほど苦しめられました。

 

皮膚科を受診して、薬を飲むように

なってからはだんだんと良くなって、

今はもう薬を飲まなくても症状が

出なくなりました。

 

当時、皮膚科の先生から面白いことを

言われました。

 

それは、

 

「蕁麻疹は精神的側面が強いので、

この薬は痒みを抑えるのではなく、

蕁麻疹のことを忘れることが目的である」

 

ということです。

 

普通、薬はその場の苦しさから

解放されることを目的に服用しますよね?

 

ですが、蕁麻疹の場合は、

目の前の痒みを解決することではなく、

「蕁麻疹を気にしてしまう精神状態」を

解決するために飲むのです。

 

これは、自分の仕事にも近いと思いました。

 

たとえば、社労士を活用する場合、

目の前にある面倒な「給与計算」や

「手続業務」から解放されることを

目的にする人が多いですよね。

 

逆に、社労士側もそういったことを

アピールして自分たちのサービスを

提案します。

 

ですが、そんなことよりも、

士業を使うもっと重要な価値は

「社長の認知資源を温存すること」

にあります。

 

給与計算や手続業務自体は、

その一部でしかありません。

 

つまり、本当に価値のある

社会保険労務士の仕事とは、

 

・給与計算の内容に関して社員から質問されること

・「保険証はまだか?」と社員から聞かれること

・社員に対して社会保険加入に必要な情報を聞くこと

・育休の制度について社員から聞かれること

・有給休暇の相談等

 

といった社員の質問や、手続きに必要な情報の

取得等を社長を介さずに行うことにあると

考えています。

 

一般的に、社労士は給与計算をミスしたとき、

社長にそのミスを報告して、社長から社員に

そのミスの説明をしてもらいます。

 

社労士業界としてはよくある対応なのですが、

桐生自身は、これは本来的におかしいと

思っています。

 

本来的には、社長の認知資源を温存するために、

「社員に直接説明を行い、納得してもらってから

社長に報告する」という流れが正しいと考えます。

 

そして、当社は、これを実現するために、

社長と社員の間に立つ「仮想人事部」の

サービスを始めたわけです。

 

これからも、桐生は、桐生の信じる

「社労士の理想形」を追求していきます^^

 

桐生 将人