マーケティング

クレーマーを増やす会社

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

大人げない話ですが、

以前、ある会社のあまりに理不尽なミスに

激しいクレームを入れてしまったことがあります…。

 

クレームを入れた理由は、

今の事務所に引っ越した時、

そこの光回線の工事が

相手側のミスによって20営業日遅れるという

ものでした^^;

(2営業日じゃないですよ?20営業日です!)

 

どんなに交渉しても

「ご迷惑をお掛けしましたが、

システム上どうしようもない」

の一点張りでした。

 

あまりに理不尽だと思い、

恥ずかしながら激しくクレームを

入れてしまいました。

 

そのときに相手がこんなことを言ったのです。

 

「ご迷惑をお掛けしたので、

開通月とその次の月の料金を無料にします!」

 

はっきり言って会社の移転が遅れる損害は

たかが数千円の話じゃないので、

まったく魅力的な提案とは言えないものですが、

「これはいけないよな~」と思いましたね。

 

なぜなら、これは、

「強くクレームを言った方がトクする」

という仕組みだからです。

 

この仕組みを導入している会社は

「クレーマーを早く納得させる武器」

くらいに思っているかもしれません。

 

ですが、結果として、

値引きを期待したクレーマーを呼び寄せて

クレーム数を増やしているだけかもしれません。

 

そもそも、本気で社員を守ったり、

無駄な対応を減らしたいと考えているのなら、

「ごちゃごちゃ言うならキャンセルで構いません」

とでも言えばよいのです。

 

光回線の工事は、トラブルがあったとしても、

再度他の業者に申し込むことになれば、

開通月は大幅に遅れてしまいます。

 

だから、客側も「キャンセルされる」のは困ります。

 

で、あれば、

「お客さんがクレームを言ったら余計損をする」

という仕組みを導入した方がよっぽどクレーマーは

減るはずです。

 

結局、当社は他のところに相談して、

奇跡的に工事日が遅れるどころか

1日早く工事できることになって解決しました!

 

あなたはクレーマーを増やす仕組みを

導入していませんか?

 

一度クレーマー対応を見直してみてください。

 

桐生 将人