こんにちは。
桐生将人（きりゅうまさと）です。
Apple Watchって知っていますか？
時価総額で世界最大のAppleが出している
スマートウォッチです。
これが今めちゃくちゃ売れていて、
機械式時計の市場にまで影響が出始めて
戦々恐々…みたいな感じらしいですね。
桐生も1度買ったことがあるのですが、
1週間で売ってしまいました。
その理由は当時、やりたいと思っていたこと
があって買ったのに、それが出来ないことに
気付いてしまったからでした。
（よく調べて買うべきだった＾＾；）
でも最近になって、また買おうかと
思い立ちました。
その理由は、以下のもの。
・ワイヤレスイヤホンの音量操作ができる
・携帯を出さなくても通知が見られる
・心拍数が見られる
なんて素晴らしいのでしょう！！
このすべてが10万円くらいで手に入る
なんて素晴らしすぎる！！
Apple Watchで人生変わる！！
…
……
「桐生は頭がおかしくなったのか？」
そう思われそうですよね＾＾；
何が言いたいかというと
Apple Watchってできることが本当に
少ないのですよ（桐生にとっては）。
それなのに、買うための理由を作らせるのが
すごく上手だってことです。
たとえば桐生の場合でいうと、
冷静に考えれば、
・音量操作は携帯を出せばできる
・携帯を出せば通知も見られるし、
逆にしょっちゅう通知が来たらうざい
・心拍数なんてそんなに見る必要ある？
みたいな感じです。
ですが、携帯を取り出すという
1アクションを減らせるという
価値だけで買う理由を感じさせて
くるわけです。
そもそも、冷静に考えれば、
1アクションを減らせたとしても、
Apple Watchが壊れたときの修理、
充電の手間、そもそもの購入コスト
なんかを考えるとデメリットの方が
全然多いです。
少し考えればわかることなのに、
なぜ自分はメリットだけに目が向いて
しまったのだろうか…
そんなことを考えていました。
そのときに気付いたのは、
Apple社が、消費者の目を
メリットに向くように、
巧みに消費者の「比較内容」を
操作しているということです。
たとえば、今回の桐生の場合は
何を前提にして、何と何を比較
していたのか？
それは、
「iPhoneをより効率的に活用する」
という前提における
「iPhoneとワイヤレスイヤホン」と
「iPhoneとワイヤレスイヤホンとApple Watch」
の組み合わせの比較です。
この場合、Apple Watchがある方が
色々と効率的になるのは当たり前
ですよね。笑
そもそもデバイス数が増えて効率が
落ちたら最悪ですよね。笑
ただ、これがもし、充電する回数や
故障するリスクという前提での比較
であれば、確実にApple Watchがない
方が良いわけです。
他にも、Apple社がよくやる
パターンとして「当社比」的な
比較があります。
たとえば、
Apple Watchの最新シリーズと
旧シリーズを比較したりします。
その際に、「画面（時計）の常時表示」
をアピールしていたことがありました。
そもそも、最新シリーズが旧シリーズより
良くなるのは当然です。
さらに言えば、もし、このことを
普通の時計と比べていたら、
魅力的には映らないわけです。
（普通の時計からすると、常に時間が
表示されているのは当たり前ですからね）
だから、当然その比較は避けます。
逆に言えば、そういった普通の時計と
比較させるときは、「通知が受け取れる」
とかそういう比較要素を持ってくるでしょう。
と、こんな感じで、比較内容をうまく
操作することで「買ったほうが良い
理由」を巧みに作っていくわけです。
iPhoneだけよりもiPhoneとApple Watchの
組み合わせ。
古いApple Watchよりも新しいApple Watchと。
で、桐生は最終的に買ったのか？
冷静に考えた結果、必要さがわからなく
なって購入をやめました。笑
そもそも、、、
・音量をそんなに変えることがない
・通知をもともと切っている
・心拍数を測る必要がない
ということに気付いてしまったのです＾＾；
とはいえ、そんな桐生に一瞬でも
「必要だ」と思わせたApple社恐るべし
ってことです。笑
桐生 将人
