こんにちは。
桐生将人（きりゅうまさと）です。
YouTube談義を期待していた方、
すみません。
YouTube談義をする前に、
なぜYouTubeをやめるに至ったのかに
ついて少しお話します。
「やめる」と決めたときは、
飽きたとかチームメンバーの疲弊とか
色々な問題があったのですが、
冷静に考えると本質はそこでは
ありませんでした。
それは、
「削ぎ落とす生活の先に
自分の幸せがなかった」
からです。
ここ1〜2年くらいの桐生のテーマは
ずっと「削ぎ落とす」でした。
（毎年1回人生のテーマを決めていて、
年に数回アップデートしています）
「無駄なものをなるべくなくして、
自分を研ぎ澄ましていくことこそ、
大切なものと向き合うことができる。
その先に自分の幸せがある。」
そう信じて生きてきました。
ですが、最近ずっと、
頭をよぎる言葉がありました。
それは、
「自分は幸せになりたいだけなのに」
という言葉です。
何かあったとかではなく、
そういう言葉がふと浮かぶように
なっていました。
それが3ヶ月ほど続いていました。
で、あるとき急に目につくように
なったものがあります。
それは
「無駄という豊かさ」
です。
たとえば、「アマン東京」という
高級ホテルがありますが、
そこのロビーの天井の高さは
（おそらく）ぶち抜きで
3〜4フロア分はあります。
儲けたければそこに客室フロアを入れて、
部屋数を増やした方が良いわけです。
ですが、あえてそれをしないのです。
そこに豊かさを感じました。
これはモデルルームとかもそうですよね。
モデルルームはだだっ広い部屋に、
洗練されたシンプルな家具が配置されて
いることが多いです。
物がごちゃごちゃに詰まっている
モデルルームはあまり見たことがありません。
物が多い部屋は物質的に豊かに
見えるかもしれませんが、
お金持ちの部屋はだだっぴろい
部屋に少しの家具が配置されている
ことが多いです。
（部屋が広いから相対的にそう見える
とも言えます）
そこに豊かさを感じました。
こういったものを見ていて
気付いてしまったのです。
「無駄にこそ豊かさがある」
ということに。
桐生は「削ぎ落とす」というテーマで、
徹底的に「無駄」を省いてきました。
桐生はもともとお酒が好きでしたが、
論理的に考えて「無駄」なのでやめました。
桐生はもともとファッションが好き
でしたが、論理的に考えて「無駄」
なのでやめました。
桐生はもともと車も好きですが、
論理的に考えて「無駄」なのでやめました。
と、こんな感じで色んな「無駄」を
人生から排除してきた約2年。
残ったのはなんだったか？
それは「お金」です。
当然ですが、これだけ無駄を排除
すれば「お金」を使わないので
貯金は増えます。笑
ですが、結局お金を使わないので、
その増える「お金」は「無駄」なわけです。
「無駄＝豊かさ」ですから、この場合、
「（無駄な）お金が増える＝豊かになる」
という方程式は成り立ちます。
実際、貯金額が増えることに豊かさを
感じないわけではありません。
ですが、重要なのは、その豊かさが
自分の幸せに繋がっているかどうかです。
どんなに豊かでもその豊かさが自分の
幸せに繋がっていなければ意味がありません。
そして、現状の方向性の先に自分の幸せが
なかったということに気付いたわけです。
で、「これは何かを変える必要がある」
と考えた結果として、
「今までやっていたこと（やりたくないこと）
をやめて、やめていた無駄（好きだったこと）
を再開させてみよう」
と思ったのです。
そして、もう1度やってみたうえで、
人生における取捨選択を再度やって
みたいと考えました。
その1つは、メディアに出ていくことを
やめて、アングラに戻るってことです。笑
YouTubeはあまりにも不特定多数に
発信されるので言いたいことが言えません。
趣味的に始めて、
「言いたいことを言うため」
にやるはずが、気付けば、
テーマも内容も色々気にしながら
作っている自分がいました。
周りからどんなに慕われようが、
自分のやりたいことができないなら
アングラでいいと思いました。
（インディーズバンドマンみたいな
発言ですみません。笑）
他にもお酒をゆるゆる再開したり、
服とかも少し増やそうかなと思っています。
「削ぎ落とす＝桐生」みたいに思っていた
方にとっては今回の話は意外かもしれません。
ただ、桐生は昔から「自分の幸せとは何か」
を真剣に考えているところから何もぶれて
いませんよ。笑
その行動が、人よりちょっと極端なだけです＾＾；
桐生 将人
