マネジメント

部下に命令しない上司が無能な理由

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

部下に命令していますか?

 

桐生自身はこれが結構苦手で…。

 

ですが、最近になって、

「気持ちを新たにする」

という覚悟を決めました。

 

ということで、今回は、

自分のことを棚にあげまくって、

自戒の念を込めまくった

厳しめな内容をお送りします。笑

 

命令が苦手な人は覚悟して

読んでくださいね…。

 

でも、一緒に改善していきましょう!

 

早速スタートです。

 

再度聞きます。

 

あなたは命令していますか?

 

「これやってくれない?」とか

「これチャレンジしてみない?」とか

 

そういう言葉ではなく、

 

「これをやってください。」とか

「これにチャレンジしなさい。」とか

 

そういう言葉のことです。

 

もし、前者の言葉を使いがちだと

したら要注意です。

 

なぜなら、

「命令をしない(できない)」

という人には2つの大きな問題が

あるからです。

 

それは以下のものです。

 

1.責任を負いたくないというマインド

2.こうあるべきという考えがない

 

詳しくお話しますね。

 

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1.責任を負いたくないというマインド

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なぜ、命令をしないで、

「〜してみない?」という

話し方をしてしまうのか?

 

それは、責任を負いたくないからです。

 

もし、「〜してください」と

命令して、その仕事がうまく

いかなかったとします。

 

その場合、うまくいかなかった

責任は誰にあるのか?

 

それは、命令した側の人間にありますよね。

 

つまり、上司や社長にあるわけです。

 

ですが、もし、「〜してみない?」と

聞いたとして、部下が「やります」と

答えていたとします。

 

その結果、その仕事がうまくいかなかった

としたらどうでしょうか。

 

一部の上司は、

「お前が決めたんだからお前のせい!」

と言うかもしれません。

 

さすがにそこまで言わなくても、

多くの上司は、心の底で

 

「社員も自分で選んだのだから

すべて自分の責任ではない」

 

と思うかもしれませんね。

 

つまり、上司や社長は、

判断を委ねることで、

部下に責任を転嫁できる

ということです。

 

言い換えれば、

 

「命令をしないこと」=

「上司や社長が責任逃れを

するための手段」

 

であるということです。

 

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2.こうあるべきという考えがない

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命令をする必要性は

なぜ生じるのでしょうか?

 

それは、「こうあるべき」という

確固たる考えがあって、その考えを

遂行するためです。

 

会社の進むべき方向を決めたのに

「〜にチャレンジしてみない?」

と社員に聞いて、

「いや、やめておきます」

と言われたら進めなくなります。

 

そうならないためには、

有無を言わさず

「チャレンジしなさい」

と命令しなければなりません。

 

ですが、1でも話したように

命令をすれば責任を背負うことに

なります。

 

そんな責任を負ってまで

チャレンジを強制するとしたら

それはなぜか?

 

繰り返しになりますが、それは、

会社が進むべき道へ進むためです。

 

そして、社長や上司に確固たる

考えがあるからこそ、そういった

道があるわけです。

 

つまり、確固たる考えのもとに

進むべき方向が決まり、

そこに突き進むためには、

有無を言わせない命令が必要だと

いうことです。

 

逆にいうと、命令できないのは、

そういう考えが自分の中にないからです。

 

それは経営の舵を取る経営者が

どっちに行けばいいかわからない

という状況なわけですから、

大きな問題です。

 

逆に、進むべき道が見えているのに、

進行方向を社員の自由に委ねていたら

やはり進むべき道に進めないでしょうからね^^;

 

ということで、

今回は「命令」について

お伝えしてきました。

 

責任を負いたくない気持ちは

痛いほどわかります。

 

ただ、社長なら、どうせ最終的に

責任を取るのは自分です。

 

それなら最初から腹をくくって

命令した方がいいですよね…^^;

 

桐生もマネジメントが苦手で、

ずっと社員と向き合うのを避けて

きましたし、命令することも

避けてきたと思います。

 

(というより、一時期、今回のような

考えに至って努力したのですが、ふと

気付けばまた元に戻っていました^^;)

 

その結果、会社の仕事の状況は

パツパツで社員が疲弊しています。

 

これを変えていくために、

会社の進むべき方向を見極めて、

ちゃんと「命令」をしていかないと

ならないと覚悟した次第です。

 

あなたは責任を負って「命令」

する覚悟ができていますか?

 

桐生 将人