マーケティング

本当に値下げしただけの効果があるか?

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

先日の値段系の話に反響が強かったので、

今回も「値段決定」に関する話を。

 

僕が高校生の頃にめちゃくちゃ話題になった

値下げと言えばマクドナルドです。

 

確かハンバーガーが50円とかになったことも

あった気がしますが、、、

 

この値下げは大きな成功を収めたらしいです。

 

で、この成功を真似して、

多くの会社が「攻めた値下げ」をするように

なったともいわれています。

 

でも、一旦考えてほしいのですが、

「値下げの成功」ってなんでしょう?

 

売上が増えること?

販売個数が増えること?

 

…違いますよね。

 

答えは「利益が増えるかどうか」です。

 

利益というのは、

(売価ー仕入価格)×個数で算出されます。

 

つまり、値下げをするということは、

“1個当たりの利益”が減った分を補うほどの

“個数”が売れる必要があるということです。

 

そして、これは至難の業です。

 

特に桐生自身のビジネスでいえば、

これは致命的です。

 

なぜなら、どんなに優秀なコンサルでも

結局は「時間の切り売り」をしているからです。

 

ということは、「1日は24時間」

という限界があることになります。

 

コンサル以外でも、たとえば、

社員が必要なビジネスなら、

現状の社員数で対応できる限界や

備品や商品が必要な業種なら、

倉庫の広さ、店の広さ、

運送業等でいえば車の数によって、

限界があります。

 

そう考えると、業種を問わず、

多くの中小企業にとって、

値下げは致命的になるかもしれません。

 

あなたも安易な値下げをする前に、

本当に利益の減少以上に販売個数が

増えるのかを見定めるように

してくださいね。

 

桐生 将人