MENSAの思考

他人の「正義」に損させられる経営者

こんにちは。

桐生です。

 

何人かの税理士さんから

こんなことを言われたことが

あります。

 

「ふるさと納税は本来の趣旨に

反しているから、

私は推進したくないんだ」と。

 

ふるさと納税って本来は、

都内とかに働きに出ている人が

地元に一定税金を還元するために

できた制度でしたよね…たしか。

 

ですが、今となっては返戻品

目当ての節税制度になって

しまっていますよね。

 

真面目な税理士さんほど、

ふるさと納税が住民税の

「本来の趣旨に反する」

ということで

怒り心頭だそうです。

 

で、桐生はこの意見に対して

どう思うかというと、

「あんたの正義を押し付けて

損させんなや」

という感じです。

 

本当に口悪くてすみません…。

 

ですが、「正義」に絶対的なもの

はありません。

 

ある人の「正義」は他人に

よっては悪になったりします。

 

「ふるさと納税って制度が

趣旨に反するから、

本来の趣旨に合った納税を

するべき」という正義が

あったとしましょう。

 

かたやその制度を利用した

ことによって、

普段忙しくて家族との時間

もあまりとれない経営者が

返戻品で家族に喜ばれて

家庭が保たれる…

そんな「正義」もあるかも

しれません。

 

逆に、返戻品によって

潰れそうだった地方の肉屋や

八百屋が息を吹き返したかも

しれません。

 

彼らにとってみれば、

ふるさと納税を利用する

ことは「正義」なわけです。

 

よく偉そうに自分の「正義」を

ふりかざして、

「経営者はこうあるべき」

みたいなことを言ってくる

士業がいます。

 

たとえば、

「経営者なんだから、

これくらいの給料をとるべき」

「経営者なんだから、

これくらいの税金を払うべき」

「ふるさと納税は本来の趣旨

に反するから使うな」

とかです。

 

こんなことを言われたら、

ぜひ言ってやってください。

 

「あなたの正義のために、

なんで俺が損しなきゃ

いけないの?」と。

 

あなたはあなたの「正義」を貫いて

生きてください^^

 

桐生 将人