MENSAの思考

今年こそ「任せられるリーダー」になるための3つの技術

こんにちは。

桐生です。

 

あなたは仲間や部下に仕事を

任せるのは得意ですか?

 

桐生はめちゃくちゃ苦手です。

 

最近はいくらかマシになったものの、

数年前までは何もかも自分でチェック

しないと気が済まない人間でした…^^;

 

今となっては、

任せられるチームメンバーが

複数人いるわけですが…

 

内情を言えば、そのチームメンバーも

「任せざるを得なかったときに、

仕事をぶん投げたらチームメンバーが

優秀だったので結果的に任せられた」

というものであって、

「うまく人に任せられる方法がわかった」

なんて代物ではありません。

 

要は、何人も採用をしていった結果、

「運良くそういうメンバーに出会えただけ」

だということです。

 

ですが、桐生自身も変わらないといけません。

 

桐生と今のチームだけでは

マンパワーに限界があります。

 

「今は任せることが苦手である」

というセルフイメージを

「仲間に任せられるリーダー」

に進化させていく必要があります。

 

そこで、今回は、

今年こそ「任せられるリーダー」

になるための3つの技術を

NECで30年以上もリーダーを経験し、

1000人規模プロジェクトを何度も率いた

五十嵐剛氏の著書『任せる勇気』を

参考にしてお伝えしたいと思います。

 

もし、あなたも桐生と同様に

「任せることが苦手」であれば、

ぜひ一緒に学んでいってくださいね。

 

まず、重要なのは、

「なぜ、任せるのか?」

そして、

「なぜ、任せられないのか?」

ということです。

 

任せる目的が明確でないと、

「そもそも任せる必要がない」

ことになってしまいますからね。

 

で、1つ目の

「なぜ、任せるのか?」

は簡単です。

 

「自分ひとりのマンパワーを超えて、

より多くの価値を生み出すため」

だと言えます。

 

では、任せる理由は明確なのに、

「なぜ、任せられないのか?」

 

この質問に対してよくある答えが

以下のようなものです。

 

・自分でやった方が早い

・もし、失敗したら自分の責任になる

・余計に手間がかかる

・任せられる人がいない

 

要は、

「誰でも良いから単に仕事を

任せるだけでは、今まで以上の

価値を提供することはできない」

と考えているわけです。

 

つまり、任せるためには、

「任せられた人がしっかりと

成果を出せるようにする技術」

が必要になるということです。

 

では、どうすれば、

「任せられた人に成果を出させる」

ことができるようになるのか?

 

そこには「3つの技術」があります。

 

それが以下です。

 

1.レッドラインを明確にする

2.自主性を生み出す

3.責任を取る

 

この3つの技術を使うことで、

「任せられた人が成果を出せる」

ようになり、結果的に、

「任せることができるようになる」

ということです。

 

早速、これらの技術を

1つずつ解説していきます。

 

—————

1.レッドラインを明確にする

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「任せる」というと、

「とにかく仕事を頼んで自由にやらせる」

というイメージがあるかもしれません。

 

ですが、これは「任せる」ではなく

「ぶん投げる」ようなものです。

 

この「ぶん投げる」が問題なのは、

“結果的に動けなくなる”からです。

 

たとえば、子供がおやつを買うときに、

「おやつの選択は任せる」とだけ言われたら

『いくらまで買っていいの?』

『何個まで買っていいの?』

『どういうものなら買っていいの?』

と迷ってしまって結果的に動けなく

なってしまうと思いませんか?

 

つまり、自由の範囲が広すぎると

任せられた相手は逆に不自由になって

しまうということです。

 

これでは任せられた相手が

能力を発揮できるとは思えません。

 

では、どうすればいいか?

 

それは、

「超えてはいけない一線(=レッドライン)

を明確にしてあげる」

ということです。

 

たとえば、さっきの例でいえば、

「おやつは500円までだよ。

それ以外は決めていいよ。」

と伝えます。

 

これなら当初よりも圧倒的に

動きやすくなることがわかると

思います。

 

あえて一定のルールを決めることは、

任せられた相手の裁量が明確になるので、

結果的に自由に動きやすくなるという

ことです。

 

ただ、ここで重要なのは、

「レッドライン以外は相手に委ねる」

ということです。

 

リーダーは先が見えてしまうので、

ついつい任された相手の行動を

先読みして口を出したくなることも

あるかと思います。

 

ですが、こういった「過干渉」を

することは、任せられた相手の自由を

制限してしまうことになります。

 

一度任せたのであれば、

声かけのタイミングはあくまでも

「相手が困っているとき」であり、

「転ばぬ先の杖は差し出さない」

ということを徹底しなければ

ならないということです。

 

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2.自主性を生み出す

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任せられた相手が能力を発揮するには、

その相手が自ら考え、行動するような

モチベーションが必要です。

 

「やらされ感のある人」が結果を

出せるとは思えませんよね。

 

では、どうすれば、

任せられた相手のモチベーションを

高くすることができるのか?

 

以前のブログでも紹介しましたが、

名著『人を動かす』の著者である

デール・カーネギー氏は著書の中で

以下のことを話しています。

 

『人を動かす秘訣はたった一つ。

みずから動きたくなる気持ちを

起こさせることである。』

 

要は、人は自分で決めたことしか

やらない生き物だということです。

 

だからこそ、任せるときに重要なのは、

常に「”自分で決めたんだ”と思わせる」

ということです。

 

「任せる」と聞くと、

「あなたに任せます!」

といった指示や命令を

イメージするかもしれません。

 

ですが、指示や命令をすると、

「自分で決めたもの」にならないので、

任せられた相手のモチベーションを

あげることはできません。

 

では、どうすれば良いか?

 

それは、

「疑問形を使う」

ということです。

 

たとえば、

「~を任せる!」ではなく

「~任せたいんだけど、どうかな?」

といった伝え方をすることで

相手に決めさせるようにする

ということです。

 

これによって、

相手の自主性を生み出せれば、

モチベーション高く取り組んで

もらえるようになるわけです。

 

ちなみに

『疑問形にして断られたらどうするの?』

という心配もあると思います。

 

これを完全に防ぐことはできませんが、

著書においては、以下のようなポイントを

抑えることで断られるリスクを減らすことが

可能だと紹介されています。

 

<疑問形にして断られないためのポイント>

・その仕事の意義(大義名分)を示してあげる

・相手の名前を呼んで「個として認識されている」ことを示す

・なぜ、あなたじゃないといけないのかの理由を添える

 

ちなみに、

この「自主性を生み出す」ことについては、

「任せるタイミング」だけではなく、

「フィードバック」においても重要です。

 

任せられた相手の仕事について、

改善点を指摘しなければならない

こともあるかと思います。

 

そのときも明確に

「~してください」

という指示をすることはせず、

「私は~が気になるんだけど、

あなたはどう思う?」

といった形で、

主語を「私」としつつ、

「疑問形」で伝えることで

“自分で決めさせる”ことを

促すことが重要です。

 

そうすることで、

自分の仕事が「自分事」に

感じられるようになると

自然とモチベーションが

上がっていくということです。

 

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3.責任を取る

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最後はシンプルです。

 

「任せるなら、責任を取れ」

ということです。

 

『もし、失敗したらどうしよう…』

とビクビクしながら仕事をする人が

成果を出せるとは思えませんよね。

 

そもそも、リーダー以外は最終的な

責任なんて取れないわけですが、

誰しも失敗なんてしたくないものです。

 

だからこそ、任せる相手から

「全力でやって失敗しても

リーダーが責任を取ってくれる」

と心から信用してもらうことが

重要なのです。

 

そして、ここにも技術があります。

 

まずは「言葉で発すること」です。

 

『責任は自分が取るぞ…』

と心のなかで唱えるのではなく、

「自分が責任を取る!」

と宣言するということです。

 

それ以外にもポイントがあります。

 

それは

・全員の前で言うこと

・前提条件を付けないこと

です。

 

要は、隠れてこっそり言わずに、

「どんな場合でも任せた以上、

すべての責任を負う」

と宣言するということです。

 

これによって、

リーダーの「責任を取る」という

言葉の信頼性があがるわけです。

 

ただし、これは技術だけでは

足りない部分もあります。

 

もし、関係性ができていない

リーダーから「責任を取る」と言われても、

『本当に責任を取ってくれるのか?』

と疑われてしまうからです。

 

だからこそ、最終的には

「関係性」が重要になります。

 

チームメンバーは自分を評価する人間

(=リーダー)のことを想像以上に

観察していると言われます。

 

だからこそ、リーダーの普段の何気ない

言葉遣い、仕事の仕方、人間性が関係性を

左右してしまうわけです。

 

たとえば、

「いつでも相談してね」

と言っていたリーダーのもとに

チームメンバーが相談をしに来た

とします。

 

チームメンバーからの相談が

スタートして数分経ったとき、

重要なクライアントから電話が

かかってきたとしましょう。

 

そのときに、チームメンバーは

リーダーのことを見ています。

 

『このリーダーは、電話と自分、

どちらを優先するだろうか?』

 

このときに電話に出るかどうか…

 

こういった一つひとつの行動によって、

関係性は変わっていきます。

 

そして、しっかりと関係性が構築された

信頼できるリーダーからの「責任を取る」

という宣言があるからこそ、

任された相手は能力を発揮して、

あなたに結果で応えてくれるという

ことです。

 

さて。

 

今回は「任せられるリーダー」に

なるための「3つの技術」について

お伝えしてきました。

 

桐生もこの3つの技術を実践して、

今年こそ「任せられるリーダー」

に進化したいと思います。

 

ちなみに著書では他にも細かい

技術がたくさん紹介されていますので、

興味のある方は書籍を手にとってみて

くださいね^^

 

桐生 将人

―参考図書:『任せる勇気: チームの熱を生み出す「マインドセット」』著:五十嵐 剛、出版:三笠書房 (2025/11/20)