次世代の働き方改革

リモートワークで一斉解雇

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

いやぁ、なかなか強烈なニュースですね。

 

何かというと、アメリカの大手証券会社

ウェルズ・ファーゴが、リモート勤務中に

“働いているフリ”をしていた社員たちを

一斉に解雇したそうです。

 

ニュースの内容はざっくり言えば

こんな話です。

 

///////////

・離席中に見せないために、

マウスを自動的に動かす

「マウス・ジグラー」という

アイテムで”働いているフリ”

を装っている社員がいた

・監査の方法は公開されていないが、

「マウス・ジグラー」の使用有無を

チェックすることでサボっている

社員を一網打尽にした

///////////

 

ちなみにクビになった社員の中には、

入社したばかりの社員だけではなく、

勤続年数の長い社員もいたようです。

 

『ひどい話だなぁ…』

と思うかもしれませんが…

 

日本でもリモートワークが

当たり前になっていますから、

他人事とは言えませんよね。

 

で。

 

こういった話を聞くと、

「うちの会社もサボっている社員を

見つける仕組みを導入しよう」

と考えるかもしれません。

 

ですが…

桐生はその戦略はあまりオススメしません。

 

というのも、この人材不足の環境下で、

“サボっている社員を見つけて懲戒する”

ことが必ずしもプラスになるとは思えない

からです。

 

では、どうするのが良いかと言うと、

「そもそもサボらない仕組みを導入する」

ことを考えるべきということです。

 

そして、その仕組みで重要なのは、

「監視を強めてサボれないようにする」

という発想ではなく、

「サボる意味がない状況を作る」

ということです。

 

つまり、経営者が監視することなく、

働く側も意志の力を使うこともなく、

「サボらない」という状況を実現する

ということです。

 

では、どうすればそんなことが

できるかというと、、、

 

実は簡単です。

 

それは、社員との契約を

フリーランス契約に切り替える

だけで実現します。

 

フリーランス契約は、

働く時間ではなく

成果物に応じて支払われます。

 

逆を言えば、

どんなに時間をかけても

成果が出るまでは報酬は

支払われません。

 

つまり、仕事をサボっても、

マウス・ジグラーで働くフリを

しても、自分が損するだけです。

 

要は、働く側からしたら

「サボる意味がなくなる」

ということです。

 

経営者側からしても、

最終的な成果物を見て評価をすれば

良いので、働く時間や働き方を監視

する必要もなくなります。

 

結果として、

フリーランス契約こそが

「そもそもサボらない仕組み」

だと言えるわけです。

 

『桐生さん!ありがとうございます!

すぐにリモートワークする社員を

フリーランス契約に変更します!』

 

…と、行動力のある経営者の方は

すぐに突っ走ってしまいそうですが、

少しお待ちを。

 

というのも、社員の側からすれば、

「リモートワークでサボられるのが

嫌だからフリーランス契約になれ」

なんて言われたら、納得するはずも

ありません^^;

 

それでは単なる会社側の都合でしか

ないからです。

 

では、どうするか?

 

それは、

「まずは、フリーランス契約を

することで社員側に生まれる

メリットをしっかりと伝える」

ということです。

 

(相手のメリットを先に伝えるのは

営業の基本ですよね)

 

たとえば、

フリーランス契約になれば、

経費が計上できますので、

同じ収入でも手取りを増やす

ことが十分に可能です。

 

さらに、働く場所や時間も

会社に縛られることがなくなりますので、

「やることさえやれば誰にも文句を

言われない自由」を手にすることも

できます。

 

こういった”収入”や”自由”のような

メリットを伝えるのは効果的です。

 

さらに、フリーランス契約という

“なんとなくの不安”を払拭しつつ、

より大きなメリットをアピールしたいなら…

 

ぜひ、フリーランス契約と社員の契約を

組み合わせた「ハイブリッド雇用」の制度を

用意してあげてください。

 

ハイブリッド雇用なら、

フリーランスの経費計上だけでなく、

社員としての給与所得控除を活用できますし、

社会保険の加入の選択肢も広がるので、

社会保険料のコントロールも可能になります。

 

さらに、フリーランス契約だけではなく、

社員としての雇用も継続されるので、

「”雇用の不安定さ”がなんとなく気になる」

という社員の方にはピッタリです。

 

ということで。

 

リモートワークが当たり前の時代に

なりました。

 

僕らは、

「サボる人を見つけて断罪するような

仕組みを導入する」のではなく、

「そもそもサボらない仕組みを導入する」

という対策をしていきたいですよね。

 

これからも次世代の働き方

「ハイブリッド雇用」の開発者として、

積極的な情報発信を行っていきます。

 

楽しみにしていてくださいね^^

 

桐生 将人