こんにちは。
桐生です。
Youtubeや書籍で成功者の話を
学んだことはありますか?
あなたが経営者なら、
いわゆる”自己啓発”と言われる類の
ビジネス本を読んだことがある人も
多いかと思います。
ですが、もし、その書籍の中に
「成功者の思考」しか紹介されて
いないとしたら…
あなたの成功に役立つ可能性は
低いかもしれません。
その理由は、
相手に影響を与えるのは、
「思考」ではなく「行動」
だからです。
たとえば、営業が苦手な人が
いたとします。
その人が営業職で大成功した人の話を
学んだとしましょう。
そこにはこんな話が書いてありました。
・貢献したいという気持ちで話しなさい
・相手を守る気持ちで話しなさい
・自信を持って話しなさい
・こういう思考で話していれば、
相手はあなたを信頼してくれるので
売れるようになります
…さて、どうでしょう?
この思考があれば、成功者並に
上手なセールスができるようになると
思いますか?
もちろん、この思考をもとに
長期的に鍛錬をしていけば、
すばらしいセールスパーソンに
なれるかもしれません。
ですが、すぐに成果が出るとは
思えません。
では、どうすればよいか?
それは、自分がモデリングしたいと思った
成功者の「行動」を真似するということです。
たとえば、その営業が上手な成功者を
観察していて、以下のことに気付いたとします。
・大きな声で話している
・猫背ではなく背筋がピンと伸びている
・肩を丸めず胸を張っている
・話すときに身体がふらふらしていない
・聞き手にアイコンタクトを取っている
それであれば、するべきことは、
その人の「思考」よりも「行動」を
そっくりそのまま真似することから
始めれば良いということです。
というのも、
人は相手を判断するときに、
相手の一つひとつの「行動」に
ラベルを貼っていくことによって
評価をしているからです。
たとえば、
『大きな声で話しているということは
きっと自信があるんだろうな』
→”信頼”のラベルを貼る
『目を見て話しているということは、
ウソを言っていない証拠だな』
→”信頼”のラベルを貼る
といったように、
人は「思考」ではなく「行動」を見て
影響を受けているということです。
その成功者は自分の「思考」をもとに
その「行動」を取っているわけですが、
相手にはその「思考」が見えないので、
結果的には相手は「行動」だけで判断を
してしまいます。
それならば、学ぶ側は、
「思考」を学んで「行動」を生み出す
のではなく、まずは「行動」を真似する
ところからスタートすることで最短で
成功者と同じ「結果」を得ることができる
ということです。
さらに、その「行動」を取っていれば、
その行動を生んだ「思考」自体も体感する
ことができるので、自然と「思考」の方も
自分に落とし込んでいくこともできます。
だから、もし、あなたが
最短で成功したいのであれば、
「学ぶべきは成功者の思考
ではなく行動である」
ということです。
ちなみにこの話は、
マネジメントの分野においても
役立ちます。
経営者の方の多くは
「自分で考えるのが当たり前」
だと思っているので、
ついついスタッフにも抽象的な
指示をしてしまうことがあります。
たとえば、
「話しやすい職場を作ってくれ」
「助け合うチームになっていこう」
みたいな話です。
ですが、こういった
「そのための方法は自分で考えて」
という指示だと短期的な組織改革を
実現することは難しいです。
ここにおいても重要なのが、
「行動」にフォーカスすることです。
たとえば、
「話しやすい職場」を作りたいなら、
そのラベルが貼られる「行動」を
指示すれば良いということです。
具体的には、
・1日◯回は部下と話す
・そのうち1回は相手の話をじっくり聞く
・話を聞くときは手を止めて
相手の方を向く
・目を見て相槌を打つ
・1日1回は仕事以外の雑談をする
といった行動を指示します。
そして、こういった行動が
日常的になっていけば、
自然と「話しやすい職場」という
結果が実現していくということです。
勤勉な経営者の方ほど、
マインドセットを重視して
しまいがちかもしれません。
(桐生もマインドセット重視派なので
その気持ちもわかります)
ですが、より早く結果を得たいなら、
「まず行動→それからマインドセット」
という流れの方が近道だということですね。
マインドセット重視派の人は、
まずは部下への指導のところから
始めてみてください。
きっと効果を実感できると思いますよ^^
桐生 将人
―参考図書:『心理的安全性のつくりかた』著:石井 遼介、出版:日本能率協会マネジメントセンター (2020/9/1)

