※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
『桐生さん、ハイブリッド雇用って
社員にとってどんなメリットが
あるのですか?』
先日、ある方からそんな質問を
いただきました。
「今の収入のまま豊かになれる」
「フリーランスになることで
スキルの開発に繋がっていく」
と、色んなことを伝えましたが…
一言でバシッと伝えられなかった
自分にずっとモヤモヤしていました。
それからずっと、
「ハイブリッド雇用の本当の
メリットってなんだろう?」
ということを考えてきました。
そして、先日ようやくたどり着いた
“答え”があります。
それが
「コントロール不能状態からの脱却」
というものです。
会社員は思った以上に
自分でコントロールできないことが
多いです。
たとえば、
・勤務時間、勤務場所、仕事内容も、
会社に決められる
・給与が振り込まれると、
社会保険料が自動的に引かれる
・所得税や住民税も勝手に
天引きされる
といった感じです。
働き方も収入も税金も社会保険料も…
すべてがコントロール不能状態だと
言えるわけです。
最近、メンタルヘルスが大きな問題に
なっていますが、このコントロールが
できない状態に置かれる(=やらされ感)
ことが、その原因の1つになっている
のかもしれません。
(人間は、自分がコントロールできない
状況に置かれることに大きなストレス
を感じるものですからね)
では、これがフリーランスになると
どうなるか?
まず、働く時間や場所は自由です。
仕事の選択権も持っているので、
受ける仕事の量によって収入を
自分で決めることもできます。
経費を計上できますので、
税金や社会保険料等のコントロールも
(社員よりは)可能だと言えます。
現実的には仕事の内容によって、
働く時間や場所が制限されたり、
大きな収入を得たければ、好きじゃない
仕事を受けることもあるかもしれません。
ですが、ここで重要なのは、
「実際にコントロールできているか」
ということではなく、
「コントロール可能な状態にあるか」
ということです。
というのも、構造的に自由であれば、
そこで得られた結果(選択した結果)は
あくまでも「自分が選んだもの」だと
言えるからです。
この部分が違うだけでも、
自分の人生における充実感や
感じるストレスがまったく
変わってきます。
ですが、、、
コントロール不能状態から
脱却するためだけに
社員からフリーランスになる
ような人はほとんどいません。
というのも、もし、そんな人なら、
すでに「独立」という選択肢を
取っていると思うからです^^;
最近、巷ではやたらと
「社員の人もマイクロ法人を持って
税金や社会保険をコントロールしよう」
なんてことが語られています。
桐生も経営者ですから、
法人を持つことのメリットや
それによって色んな要素が
コントロール可能になることを
理解しています。
ですが、現時点で”独立”という道を
選択していない社員の方に対して、
「何かをトクするためだけに法人設立
(あるいはフリーランスとしての独立)」
を勧めてもハードルが高すぎるように
思います。
だからこそ、桐生は
「ハイブリッド雇用」の制度が
今の日本で働く社員の方々にとって
重要だと考えています。
ハイブリッド雇用は、
単なるフリーランス契約とは
違います。
社員の契約とフリーランス契約を
組み合わせることで、フリーランスの
自由度を損なうことなく、むしろ、
社員の安定性や社員だけが得られる
選択肢まで手に入れることができます。
要は、社員とフリーランスの
“いいとこ取り”をすることで、
自分のコントロールできる領域を
一気に広げるというものです。
そして、そのコントロールを得ることが、
社員の方々の自由と豊かさに繋がっていく
と考えています。
ですが、この制度は、
そもそも経営者が導入してくれなければ、
社員の方は選ぶことすらできません。
いくら社員の方々がハイブリッド雇用を
選択したいとしても、制度がなければ
いつまでもコントロール不能状態から
脱却することはできないのです。
だからこそ、社員の未来を真剣に
考えている経営者には、
「ハイブリッド雇用」の導入を
本気で検討していただきたいです。
そして、もし、あなたが少しでも
ハイブリッド雇用に興味を持って
くれたのなら、ぜひ、桐生に一度
相談してください。
これからも
「日本の働き方をハックする」
というテーマで
積極的な情報発信を行っていきます。
楽しみにしていてください!
桐生 将人

