次世代の働き方改革

60代からジリ貧になるサラリーマン

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

最近、年金制度改革(改悪?)の

ニュースが話題になっていますね。

 

なんとなくこれまでと空気感が違うのは、

若い人たちが本気で年金制度に

不信感を抱き始めたからかもしれません。

 

数年前までは

・引退世代 → 自分たちが年金を

もらうために、現役世代にも

しっかりと年金を支払って欲しい

・現役世代 → 漠然とした将来の

不安があるので、とりあえず国を

信じて年金を支払う

という構図になっていたのか、

 

桐生の周りでも、若い人ほど

「厚生年金にしっかり入りたい」

という声が多かった印象があります。

 

ですが、最近はまったく違って。

 

年金制度を疑うようになったのか、

「なるべく年金を払いたくない」

という若者が急増しているように

思います。

 

ですが、、、

 

もし、厚生年金保険料を

節約できたとしても、

それだけではまったく意味が

ないかもしれません。

 

なぜなら、その若者たちが

サラリーマンでいる限り、

将来的には「ジリ貧の地獄」が

待っているからです。

 

年金制度の将来に不安を持っている

若者が増えた結果、多くの人が

「今までよりも長く働こう」

と考えるようになりました。

 

国もその後押しをするように、

定年が60歳だった時代は終わり、

会社は65歳までの継続雇用が

義務付けられ、現在は70歳までの

雇用も努力義務となっています。

 

ですが、実際のところ、

60歳以降の勤務は居心地の良いもの

ではないかもしれません。

 

というのも、

パーソル総合研究所の調査によると、

60歳からの再雇用者の87.7%、

65歳以降では83.5%の人が

「年収が下がった」と答えている

からです。

 

つまり、サラリーマンの人が

長く働いて将来の不安を解消

しようとしても、だんだんと

給与が下げられる「ジリ貧の未来」

が待っているということです。

 

だからといって、同じ会社に

長く勤めてきた人ほど、

「60歳、65歳になってから

転職して年収をアップさせる」

なんてことは難しいと思います。

 

これは過保護な親に育てられた

“自立できていない子ども”が、

いざ親が高齢になって支えられ

なくなった瞬間に、どうにも

ならなくなってしまう…

 

そんな構図にそっくりです。

 

もし、本気で子どもの将来を

考える親なら、20代のうちから

だんだんと自立を促していくと

思います。

 

その積み重ねがあるからこそ、

50代、60代になっても

自分の足で立てるようになる

ということです。

 

ですが、会社と社員の関係は

違います。

 

20代で会社に入って、

40代になっても

「ウチが面倒見るから大丈夫」

なんて言って自立を促すことは

ありません。

 

その結果、60代になっても

自立することができず、

それどころか、”収入減”という

現実に放り出されてしまう

わけです。

 

『桐生さん、言うことはわかるけど、

社員が独立していったら困りますよ…』

 

そうですよね。

 

自立させたい大切な社員だからこそ、

独立して離れていったら困りますよね。

 

だからこそ、まずやるべきは

「ハイブリッド雇用」です。

 

ハイブリッド雇用は、

フリーランスをメインとして

社員としての雇用契約を

ミックスします。

 

フリーランス契約は、

労働時間ではなく、

成果に応じた報酬を

支払う仕組みです。

 

だから、社員は若いうちから

「どれくらいの価値を生み出したら

どれだけの収入を得られるか」

という感覚を、実体験として

学ぶことができます。

 

そして、そういう環境だからこそ、

単に”決められた時間”を働くだけでなく、

・自分の得たい収入を得るためには

どれだけの価値を生み出す必要が

あるのか?

・その価値を生み出すためには

どれくらいの時間を働く必要が

あるのか?

・その時間をもっと短くするためには

どういったスキルを磨く必要が

あるのか?

といったことを考え始めます。

 

若いうちからこの積み重ねを

していくことが、60代になった頃に

とんでもない差を生み出すことに

なるわけです。

 

とはいえ、

「そんな優秀な社員を完全な

フリーランスにしたくない」

という経営者の方もいるでしょう。

 

そこでもう1つの契約である

「社員としての雇用契約」

が重要になります。

 

フリーランスである以上、

他の会社の仕事を請け負うことが

あるかもしれません。

 

ですが、雇用契約がある限り、

あなたの会社との関係がなくなる

ことはありません。

 

 

そして、その雇用契約が本人にとって

メリットのあるものなら、それを無理に

解約することもありません。

(そして実際にメリットはあります)

 

だからこそ、社員想いの経営者には、

大切な子どもの自立を促すように

「ハイブリッド雇用」を社員に勧めて

あげて欲しいのです。

 

そうやって育てていった優秀な社員は

きっと、将来あなたが困ったときに

「お世話になったから恩返しをします」

と言って助けてくれるはずです。

 

(親想いの優秀な子どものように…)

 

これからも次世代の働き方

「ハイブリッド雇用」の開発者として、

積極的な情報発信を行っていきます。

 

楽しみにしていてくださいね^^

 

桐生 将人