※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
あなたが食事を食べていたら、
横に小柄な女性が座りました。
『このお店はガッツリ系の
お店なのに、めずらしいな…』
そう思っていると、
日本昔話のような大盛りご飯と
通常の3倍はありそうな大皿に
たんまり盛られたおかずが
運ばれてきました。
しかも、彼女はそれを5分程度で
たいらげてしまいます。
そして、一言。
『同じものをもう1つお願いします!』
あなたを含め、全員が驚きます。
ある人はずっと凝視してしまい、
友達と「あの子やばくない…?」
と話しています。
ある人はその子と一緒に写真を
撮っています。
その子にサインを求める人まで
出てきました。
すると、急にカメラを抱えた人たちが
ドドッとお店に入ってきます。
「ドッキリでした~!」
…さて。
あなたもこんなテレビ番組を一度は
見たことがあるのではないかと思います。
そうです。
いわゆる「ドッキリ」ってやつです。
では、あなたに質問なのですが、、、
こういった「ドッキリ」の撮影において
最も重要なことはなんだと思いますか?
こういう質問をすると多くの人は、
「ドッキリであることをキャストに
バレないようにすること」
だと答えます。
いわゆる「ヤラセ」の排除です。
そりゃそうですよね。
キャストが事前に「ドッキリがある」
と知っていたら「良いリアクションを
しないといけない」と思ってしまうので、
自然な絵が撮れなくなりますから。
ですが、、、
実はこれがまったく違うのです。
っと、ここからは「ドッキリ」が
好きな人にとっては聞きたくない
話かもしれませんので、真実を
知りたくない人は飛ばしてください…。
////////ここから飛ばしてください///////////
これは某有名「ドッキリ」系番組の
出演者から直接聞いた情報ですが、
ほとんどの「ドッキリ」は事前に
キャストに知らされるそうです。
お店にいる一般人役もエキストラで、
事前にすべての流れが説明されます。
なぜかというと、急に目の前で
「ドッキリ」が起きると、
人間は思考が停止してしまって
なんのリアクションも取れなく
なってしまうからだそうです。
もし、「ドッキリ」の番組で、
目の前に驚く光景があるのに、
全員がシーンとしていたとしたら…
すごくシュールな映像になりそうです。
少なくとも、視聴者が求める
・ドッキリが起きる
・リアクションが起きる
という流れは準備なしでは
起こせないということです。
つまり、
面白い「ドッキリ」を作るのに重要なのは、
「ヤラセ」を排除するのではなく、
とことん「ヤラセ」を準備するという
ことだということです。
////////ここまで飛ばしてください///////////
さて。
今回の話の本質とはなにか?
それは、
「準備なしで良い成果は得られない」
ということです。
あなたもこんな経験はありませんか?
・いきなり写真を撮ろうと言われて
カメラを向けられると自然な表情が
できなくなってしまう
・いきなり動画の撮影をしようと言われて
喋り方が棒読みになってしまう
・いきなり対談をしようと言われて
質疑応答がやけに端的になってしまう
…等など。
きっと心当たりがある方も多いと
思います。
ですが、こんなのは当たり前の話です。
年間何千枚も写真を撮られている
スーパーモデルであれば、
いきなりカメラを向けられても、
完璧な表情やポージングで写真に
写ることができるでしょう。
ですが、普通の人には無理です。
だから、どういう構図でどういう表情で撮るかを
事前に考えて準備しておく必要があるのです。
桐生は「動画で話すのが上手」と言われることが
あります。
ですが、それはしっかり「台本」を作っている
からです。
時間がないときやテーマによっては
「台本」を用意しないこともありますが、
最低でも箇条書きで話すべきことを
まとめます。
そうしないと話がとっちらかってしまうので
聞き手にスッと伝わらなくなるからです。
準備は面倒なものです。
なので、ついつい準備しないほうが良い理由を
探してしまうかもしれません。
(たとえば、ドッキリはキャストに事前に
知らせない方が良いとか動画は台本がない方が
ライブ感があって良いとか)
ですが、その分野において相当な熟練者でも
ない限りは「準備なしで良い成果を得られる
ことはない」ってことです。
やらない理由を作話している人たちは無視して、
僕らはコツコツ準備して戦いましょう^^
桐生 将人