MENSAの思考

習慣があなたの身を滅ぼすとき

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

誰にも言わなかったのですが、

実は桐生の身体はボロボロでした。

 

事務所のトイレに行くために

1フロアを階段移動するだけでも

ぐったりしていました。

 

あるときは、あまりの疲労感に

事務所の机におでこをつけた状態で

突っ伏していました。

 

自律神経が乱れまくっていて、

急に胸の苦しさを感じたり、

過呼吸のような症状にも襲われて

いました。

 

『なぜ、こんなに疲労感を

感じているのか…?』

 

そんなことを考えながら

苦悩の日々を送っていました。

 

『きっとなにかの”変化”によって

この状況が生まれたはずだ』

そう考えたときに気付いたのが、

「バーピージャンプ」の習慣でした。

 

今年に入って毎朝「バーピージャンプ」

をやることを習慣化しました。

 

実際、7ヶ月毎日続けてきたわけですが、

これが非常に疲れるのです。

 

で、この習慣が問題なのではないかと

思って検索してみました。

 

「朝 バーピー 疲れる」とか

そんな内容です。

 

そうすると出てきのは、、、

 

「バーピーは人生を変える!」

「バーピーはすばらしい!」

「バーピーはつらいけど最高の運動!」

 

といったものでした。

 

『あれ…?やっぱりこれが原因

じゃないのかもしれない。』

 

そう考えて、他の習慣にメスを

入れていきました。

 

たとえば、

「お酒を飲む頻度を落とす」

「食事の野菜量を増やしてみる」

「サプリを見直してみる」

「カフェインを摂ってみる」

といった感じです。

 

ですが、、、

まったく改善されませんでした。

 

で、やっぱり戻ってきたのが、

「バーピージャンプ」の習慣でした。

 

そして、再度検索してみましたが…

やはり、ポジティブな内容ばかりです。

 

で、そんなときにふと気付いたのです。

 

それは、

「習慣を個別で判断しても

全体最適には気付けない」

ということです。

 

たとえば、「運動の習慣が良い」

ということを否定する人はあまり

いないと思います。

 

では、ある人が「毎日10時間運動をする」

ことを習慣にしたらどうなるでしょう?

 

それを仕事や楽しみにしている人なら

良いかもしれませんが、そうでないなら、

 

・単純に時間が足りなくなる

・ぐったりしてしまって他のことができない

・他のことをしていても眠くなる

 

といったことが起きてしまって、

仕事や他の楽しみにも悪い影響が

出始めてしまうかもしれません。

 

そして、その人が『なにかおかしいぞ…』

と思って検索するわけです。

 

…ポチポチ

「運動の習慣 良くない」

 

すると、

・運動不足による悪影響!

・運動不足による死亡率の増加!

・運動は最高!

といった感じの内容が出てきます。

 

そして、彼は思うのです。

 

『やっぱり運動は良い習慣なんだ。

他の習慣が良くないのかもしれない。』

 

と、、、、

これは極端な話ですが、

何が言いたいかというと、

「習慣を単体で評価する場合と、

自分にとっての全体最適から

評価する場合とでは、まったく

異なった評価になることがある」

ということです。

 

実際に、桐生自身が、

身体と精神の不調から

脱却できたきっかけは

「バーピージャンプをやめたこと」

でした。

 

この習慣をやめてから

・階段移動のぐったり

・日中の眠さ

・メンタルの不調

のすべてが改善しました。

 

何度検索しても「バーピージャンプ」の

デメリットはほとんど出てこなかったのに、

実際やめてからたったの数日で心身の不調が

改善されてしまったのです。

 

これは今考えればわかることですが、

桐生は「1日1食生活」を習慣化して

いるので、普通の人と比べて身体が

枯渇状態にある時間が長いです。

 

それなのに、通常の筋トレにプラスして

高強度な「バーピージャンプ」を

取り入れてしまったことでオーバーワークの

状態になっていたのかもしれません。

 

ここで重要なのは

「バーピージャンプの習慣化が

悪いわけではない」

ということです。

 

たとえば、

「1日1食生活をやめて

朝からエネルギーを摂取したうえで

バーピージャンプを継続する」

という選択肢もありました。

 

ただ、桐生にとって1日1食生活とは、

脳を研ぎ澄ますことができて、

健康にもなって、体型もキープできて、

時間も有効に使うことができるという

最高の習慣の一つです。

それであれば、桐生にとっての

全体最適で考えると、

1日1食生活と組み合わせられない

バーピージャンプの習慣は

(桐生にとっては)悪習慣に

カテゴライズされたということです。

 

「人間は習慣で形成されている」

と言われています。

 

だからこそ、個別の習慣に

注目するのではなく、

自分にとっての全体最適を

もたらす習慣の構成に注目する

ことが重要だということです。

 

もし、あなたが

『良い習慣を取り入れたはずなのに

うまくいかない…』

と思っているようであれば、

何か他の習慣が新しい習慣の邪魔を

しているのかもしれません。

 

そういったときは、

他の習慣も含めた全体像を

メタで眺めてみることを

オススメします^^

 

桐生 将人