MENSAの思考

議論に最適な人数は3人でも4人でもなく、、、

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

何かを突き詰めて考えたいとき、

自分だけで考えるのも良いですが…

 

誰かと議論をした方がより深く

考えられることってありますよね。

 

で、ここでふと思うのです。

 

それは、

「議論をするのに最適な人数は

何人なのか?」

ということです。

“3人寄れば文殊の知恵”

という言葉もありますから

3人でしょうか?

 

なるべくたくさんの意見が

あった方が良いので、

“多ければ多いほど良い”という

考えもあるかもしれません。

 

では、この答えを探るために

あなたも想像してみてください。

 

たとえば、あなたが

メジャーリーガーの

大谷翔平選手のファン

だとします。

 

そして、あなたが大谷選手の強さの

秘密を追究するために誰かと議論を

しようと思ったとします。

 

さて、そのときに、あなたが選ぶ

相手はどういった人でしょうか?

 

おそらく、あなたと同じくらい

野球の知識がある人になると思います。

 

そこで白熱した議論を交わして

思考を深めていったとします。

 

では、その後、

「もっと他の視点も取り入れよう」

ということで、新たに1人を

議論に参加させたとします。

 

ですが、その人は

「あなたよりも野球が詳しくない人」

だったとしましょう。

 

さて、議論の内容はどうなるでしょうか。

 

さっきの議論よりも少しレベルの

低い話になってしまうと思いませんか?

 

というのも、3人目の人は

あなたよりも野球に対する知識レベルが

低いので、当初の話のレベルでは話に

ついていけないことが(あなたには)

わかってしまうからです。

 

では、さらに他の視点を取り入れよう

ということで、今度は野球ではなく

サッカー派の人を議論に参加させたと

しましょう。

 

野球好きな人ばかりだと視点が

狭まってしまうと考えたわけです。

 

ですが、サッカー派の人が参加した瞬間に

「野球の話だとわからないかもしれない」

と考えて、野球どころか”スポーツ”という

大きな枠での議論に話が変わっていって

しまうかもしれません。

 

このように考えると、

議論の参加者が増えれば増えるほど

物事を突き詰める方向とは逆方向に

向かっていってしまうことがわかります。

 

なんでこうなってしまうかというと、

人は、議論に参加者が増えていくと

“空気を読んでしまう”からです。

 

その結果、なるべく参加者全員が

理解できることを優先して、話の

レベル感を下げてしまうのです。

 

そんな議論で物事を突き詰められる

わけがありません。

 

だから重要なのは、

「何かを突き詰めるための

議論をしたいのなら、

必ず”一対一”で行え」

ということです。

 

もちろん、複数人の議論でも

参加者すべての人があなたと

同レベルの知識を持っていたら

良い結果となるかもしれません。

 

ですが、参加人数を増やせば

増やすほど”そうでない人”を

排除するのは難しくなります。

 

それなら変なリスクを負わないで

「一対一」にするのがベストです。

 

先日、桐生は

「投資をやめてあるモノを買った」

ということをブログで

お伝えしました。

 

その際に、

「士業としての投資を突き詰めるために、

投資の先生、ビジネスパートナー、

クライアント等とひたすら議論をした」

ということをお伝えしました。

 

『あれ?桐生さんは複数人と

議論しているってこと?』

と思うかもしれませんが、

まったく違います。

 

桐生はこの方々と議論するときも

すべて「一対一」で話をしています。

 

重要なのは、

「議論の場を一対一にすること」

であって、

「色んな人と議論してはいけない」

ということではないですからね。

 

(むしろ、たった一人の意見しか

聞かないとバイアスがかかって

しまうので危険です)

 

ということで。

 

もし、あなたが今後、

重要な決断や大きな判断を

することがあるのなら…

 

複数人が参加する議論の場ではなく、

必ず「一対一」で議論をする場で

思考を深めるようにしてくださいね。

 

桐生 将人