MENSAの思考

成功するのは「努力」かそれとも「遺伝」か?

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

「努力すれば誰でも成功できる」

「成功できないのは努力が

足りないからだ」

 

こういう言葉をよく聞きますよね。

 

これは夢があるように見えて

非常に厳しい論理です。

 

というのも、

こういうことを言う人はすでに

成功者であることが多く、

「自分も成功できたのだから、

あなたも努力で成功できる」

という論理を押し付けている

からです。

 

ですが、現実は残酷で、

人の能力や成長には、

遺伝が大きく関わっている

と言われています。

 

具体的には、

行動遺伝学においては、

パーソナリティの遺伝率は

平均して50%程度とされて

います。

 

つまり、約5割は遺伝で

形作られるということです。

 

さらにいうと…

 

・知能

年齢とともに遺伝率が上昇し、

思春期を過ぎると70%を超える

 

・音楽やスポーツの能力

遺伝率が80%近くなる

 

・うつ病や統合失調症

遺伝率は70-80%

 

と言われています。

 

つまり、努力ではどうにも

ならない可能性はあると

言わざるをえないのです。

 

これを聞くと、

「努力してもどうにもなら

ないなんて信じたくない」

という人もいるかも

しれません。

 

ですが、これは、逆にも

“救いでもある”と言えます。

 

作家の橘玲氏はこのことを

以下のように述べています。

 

////////////////

一部の恵まれた母親が

「自分はいかにして子育てに

成功したのか」を得々と語り、

その陰で子どもの問題はすべて

「親が悪い」とされることに

なった。

「なにもかも生まれたときに

決まっている」という遺伝決定

論は誤りだが、その一方で、

「子育てですべてが決まる」

という極端な環境決定論が

残酷な「差別」を生み出して

いるのだ。

 

―引用(No.4162):『スピリチュアルズ 「わたし」の謎』著:橘玲、出版:幻冬舎 (2021/6/23)

////////////////

 

遺伝は関係ないとなると、

成功しないのはすべてが

親や自分の責任になって

しまいます。

 

ですが、一定部分は遺伝

なので誰のせいでもない

と考えれば救いがあると

いうことですね。

 

とは言え、何もこれは

「遺伝だから諦めろ」

という話ではなくて。

 

むしろ、桐生は、

遺伝した才能を見極めて、

自分の得意分野で戦えという

ことだととらえています。

 

たとえば、開放性が低く、

営業が苦手なかわりに、

知能が高いという遺伝を

した子どもがバリバリの

営業会社に入社しても

きっと花開くことはない

でしょう。

 

逆に、開放性が高く、

知能が平均的な子ども

がひたすらパソコンと

向き合うようなプロ

グラミングの仕事に

就いても活躍できない

かもしれません。

 

「努力がすべて!」

 

とか言っている暇があったら、

遺伝から目を背けず、自分の

才能と向き合っていくことが

大切ということですね。

 

ちなみに、遺伝は50%という

ことは、環境も50%影響する

というわけですが…

 

これについては、また後日^^

 

桐生 将人

 

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